お彼岸のお墓参りの意味は?時期やお供えの食べ物、お墓参りの手順など解説!

お彼岸 行事・イベント

お彼岸の時期には必ずお墓参りに行かれるという人は多いのではないでしょうか。

普段はなかなか行けないけれど、お墓に手を合わせると気持ちが引き締まる思いがします。不思議ですよね。

そんなお彼岸ですが、お彼岸の意味やお墓参りに行く理由を詳しく知らないという人も少なくないようです。

お彼岸のお墓参りは古くから続く伝統行事ですのできちんと把握しておきたいですね。

という訳で、今回は「お彼岸のお墓参りの意味は?時期やお供えの食べ物、お墓参りの手順など解説!」をお送りしたいと思います。

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お彼岸の意味は?どうしてお墓参りに行くの?

お彼岸は春と秋の2回あります。

春のお彼岸は
春分の日を中日として
前後3日間ずつで、だいたい3月18日頃からの7日間がお彼岸です。

秋のお彼岸は
秋分の日を中日として前後3日間です。
だいたい9月18日頃からの7日間を彼岸といいます。

春分、秋分の日は昼と夜の長さがほぼ同じです。

「暑さ寒さも彼岸まで」というように
暑さや寒さもおさまり過ごしやすくなる頃ですよね。天候も比較的穏やかで野山の草花も美しい時期です。

この日を境として、春分から次第に昼の時間が長くなり、逆に秋分を過ぎると夜の時間が長くなっていきます。

彼岸とは川の向こう側という意味ですが、先祖の霊も眠っている極楽浄土のことだと言われています。極楽浄土は西方にあるとされていて、季節の変わり目であるお彼岸は極楽浄土とこの世が交わる日とも考えられています。

こう聞くとお彼岸にお墓参りをする理由がわかったような気がしますね。

お寺では彼岸会(ひがんえ)といって彼岸の法要が行われます。春と秋のお彼岸には家族そろってお寺参りやお墓参りに行き、日頃の感謝の気持ちを込めて先祖の霊を供養します。

お彼岸のお墓参りは、私たち日本人にとって長い年月継承されてきた大切な行事の一つなのです。

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お彼岸のお墓参りにいく時期は?

お彼岸の期間は7日間ですが
初日を「彼岸の入り」、最後の日を「彼岸の明け」と呼びます。

彼岸の入りの前日には、仏壇の中や周囲を掃除して気持ちよくお彼岸を迎える準備をしましょう。お供えの花と水を新しいものに替えて、故人の好物を供えます。

墓参りへ行く日にちは決まっているのか疑問が湧いてきますが、実はお墓参りはお彼岸中ならいつ行ってもでもかまわないのです。「彼岸明け」までに行います。

お墓参りにはなるべく家族そろっていきましょう。お墓の掃除をして生花や供物、お線香を供え、墓石にお水をかけたら手を合わせて拝みます。

お墓参りに行けない場合には自宅で供養されてもよいのです。ていねいに供養したい場合にはお坊さんに自宅に来ていただいてお経をあげてもらいます。お坊さんには「御布施」か「御経料」をお渡しします。

お彼岸に供える食べ物や供物は?

お墓参りには
お参り用として
線香、ロウソク、マッチ、数珠が必要です。

お供え用には
生花、菓子、果物、飲み物などがあります。

お墓参りに生花は欠かせませんが、遠方から持参するのは不便だったりしますね。墓地の近くには花や線香が売られていることが多いので手ぶらで出かけても大丈夫な場合もあります。

生花やお供え物は故人の好きだったものを選ぶほうが喜ばれるので、これでないといけないという決まりはありません。

掃除道具や水を入れる桶は、お寺やお墓の管理事務所でお借りできる場合も多くなりました。借りれない場所もあるので忘れずに準備しておきましょう。

お彼岸にはお墓や仏壇に供える食べ物として欠かせない和菓子があります。春のお彼岸にはぼたもちを、秋の彼岸にはおはぎを供えます。

ばたもちとおはぎは見た目も同じですが、
材料も作り方も同じです。

つまりぼたもちとおはぎは
呼び名が違うだけで同じものなのです。

春に咲く牡丹の花に見立てたのが「牡丹餅」、秋には萩の花が盛んに咲くのでお墓に供えるのが「お萩」というように季節の花になぞえて名前が変化するのです。

ぼたもちはおはぎよりも以前は丸く大きめに作られていましたが、最近ではほとんど同じ大きさに作られるようになっています。

お墓参りの手順

お彼岸にはお墓参りに行きましょう。特別な作法はありませんが、心を込めてお参りをして先祖の供養をします。

①墓の掃除をして生花などを供える
お墓の周りの雑草やゴミを取り除き、雑巾で墓石を磨きます。掃除が終わったら生花を供え、故人の好物の菓子や果物などを供えます。

②焼香する
ロウソクに火を灯し、故人と縁の近いい順から線香をあげます。

③墓石に水をかける
墓石の上からひしゃくで水をかけます。

④合掌する
墓石に向かって数珠を持って合掌します。

⑤後始末する
線香は帰るまでに燃やしきるようにする。お供え物はみんなで頂くか必ず持ち帰ります。(食べ物を残すと動物に荒らされてしまう)

さいごに

お彼岸のお墓参りは昔からの風習です。遠方でなかなか行けないという人も、一年に一度か二度家族でお墓参りをする良いきっかけになるのではないでしょうか。子供の頃は親戚そろって大人数でお墓参りをした記憶があります。お彼岸の期間中ならいつお墓参りをしてもよいので、家族親戚とそろってにぎやかなお墓参りをしたいものです。

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