贈り物のマナーとタブー!贈ってはいけない?知っておきたい贈り方の決まり事

贈り物マナーとタブー 贈り物のマナー

贈り物を選ぶときは何が良いか悩んでしまいますよね。

相手に喜んでもらおうと一生懸命考えて選んだはずなのに「贈ってはいけないプレゼント」だったとしたら大変です!

贈り物は相手にお祝いやお礼の気持ちを品物に託して伝えるものですよね。渡すタイミングや渡し方にもマナーが必要ですし縁起の良くないものは避けなければいけません。

贈り方のマナーを知らないで相手に嫌な思いをさせてしまったり、不向きなプレゼントをうっかり選んでしまうものも多くあります。

贈った後で後悔しないように今回は「贈り物のマナーとタブー!贈ってはいけない?知っておきたい贈り方の決まり事」をお送りしますね!

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贈り物を贈るタイミングは?

贈り物、贈答品は直接相手に出向いて手渡すのがマナーですが、何も連絡しないで訪問するのはマナー違反。事前に日時を約束してから訪問します。

お祝いの贈り物であるなら訪問日は大安や友引を選び、弔事の場合は友引を避けることが大切です。

都合によって手渡すことができないときには挨拶の手紙を添えて送るようにします。

贈るタイミングも大切で、お祝いの場合はできるだけ早く贈るのがマナーですが、弔事の場合は逆であまり早すぎないようにします。

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贈り物の渡し方のマナー

贈り物を持参するときには風呂敷で包むのが正式です。風呂敷には慶事用、弔事用のほかにも手土産に適したものがあるので使い分けて使用します。

贈り物を渡すときは、相手側がのしの表書きが読めるように正面を向けて渡すのが正式な渡し方です。

表書きが読めるというのは、のし紙は包装紙の上にかかっているということです。これは「外のし」といって、贈答の目的や贈り主が一目でわかる意味合いもあって、主に結婚祝いなど慶事のお祝いに用いられます。

他に「内のし(中のし)」は直接品物にのしをかけて、その上から包装紙で包みます。これは主に内祝いなどの控えめに贈りたい場合に用いられます。

お祝いの贈り物は誰まで贈る?

お祝いの贈り物ですが、お祝いごとには結婚、出産、入学祝い、成人祝い、長寿の祝いなどいろいろあります。

家族や親しい友人、そして親戚へとお祝いの贈り物をする機会も多いと思います。

親戚といってもどこまで?
誰まで贈るの?

いろいろ考えてしまうところなのですが、一般的にはお祝いの贈り物は三親等までが基本といわれてます。

三親等というのは両親、兄弟姉妹、おじ・おば、甥・姪までの間柄ですが、いとこなどは普段からの付き合いで判断します。

親族以外でも親しい間柄であればお祝いは贈ったほうがいいでしょう。あまり親しくない人から贈り物をいただいている場合には 同じお祝いがあったときに贈るようにします。

お祝いにタブーな贈り物は?

お祝いの品では、「死」「苦」など不吉なものを連想させる品はタブーとされています。

これはお祝いにお金を贈る場合でも広く知られています。日本の場合は4万円や9万円は4(死)、9(苦)となってお祝いとしては非常に縁起が悪い数字となります。

お金だけでなく品物にも不吉なものを連想させるものがあります。

例えば櫛(くし)はズバリ「苦」「死」を連想させるものです。そして歯が欠けるものなのでお祝いの品には避けるべきでしょう。

彼女の誕生日のプレゼントに櫛を贈るのは縁起が悪いので避けたほうがいいでしょう。でも特別な意味でなら櫛は最高のプレゼントにもなります。

つまりプロポーズするときに櫛を贈るものであれば、どんな苦境も乗り越え死ぬまで添い遂げるという意味を持つのです。彼女に櫛をプレゼントするときは軽い気持ちで贈ってはいけませんよ。

またハンカチもプレゼントには相応しくありません。

綺麗な刺繍が入ったハンカチは友人の誕生日や母の日に贈りたくなりますが、実はハンカチは漢字で「手巾(てぎれ)」と書くのです。これは「縁を切る」という意味になるのでの贈り物には避けたいですね。

そして旅行先で選びがちなのがその土地産である日本茶。日本茶は一般的に弔事に使われる品物です。とても可愛くパッケージされていて思わず買いたくなる品物ですよね。でもお茶を買うときは自分用にしておきましょう。贈り物には避けるほうが無難です。

結婚式の贈り物のタブー

結婚式に出席するときにはご祝儀を贈ります。

ご祝儀とは別に仲の良い友人同士で贈り物をするときや、結婚式には出席しないけれどご祝儀の代わりにお祝いのプレゼントを贈る場合があります。

結婚式の品物を選ぶときにはいくつかの候補をリストに挙げて選ぶと思いますが、結婚式のお祝いにはタブーとされるものがあります。

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「縁が切れる」「割れる」「壊れる」を連想させるものは避けたほうが無難です。

どんなものかというと刃物や割れ物です。結婚式のお祝いの品にはふさわしくないのでリストには挙げないようにしましょう。

ただし相手が希望すれば贈っても大丈夫です。贈答品の中でも高級な包丁やグラスや陶器は人気商品でもあるのですよね。親しい間柄で贈り物には何が良いかを聞いたときにこれらの商品を希望されたら贈ってもかまいません。

でも結婚式の品物としてタブーとなる商品だと知らないで希望されている場合も考えられるので確認だけはしておくほうがいいと思います。

グラスなどを贈るとき数も重要です。

本来割り切れる数はNGとも言われますが、ペア(2)や半ダース(6)、1ダース(12)、末広がり(8)は偶数であっても一組として考えるので贈っても大丈夫です。

4は(死)を連想させるので避けます。また奇数でも9は(苦)を連想させるので避けます。

新築祝い・開店祝いの贈り物のタブー

親しい人が家を新築したりお店を開店したときにはお祝いのプレゼントを贈る場合もあると思います。

おめでとうの気持ちを込めて選んだプレゼントなのに場合によって相手を不快な気持ちにさせてしまったら大変です!

新築祝いや開店祝いの贈り物では「火事」を連想させる品物はタブーです!

新築の家やこれから開業するお店というのはそれまでに努力を重ねてたどり着いた結晶ですから、すべて燃えてしまう火事を連想させてはお祝いの席も台無しになってしまいます。

具体的にはストーブ、灰皿、ライター、アロマキャンドルなどがあります。他の商品であっても気をつけたいのが「赤い色」です。火を連想させるとして気にする人もいるようなので避けたほうが無難です。

また絵画や壁掛け時計などは、お洒落なインテリアになるのでお祝いとして人気な品物なのですが、最近の住宅では不向きだとも言われています。

なぜかというとこれらを壁に飾るときには壁に穴を開ける必要があるからです。最近のマンションなども壁に穴を開けないように限られた設置スペースが設けられている場合が多いのです。

お祝いの品物を贈る場合は事前に確認しておくほうが良いでしょうね。

開店の祝い酒には日本では日本酒が祝い事のお酒として贈られます。祝い事には奇数が吉とされるのですが、日本酒では一升瓶が2本一対がおめでたい席での本数です。ただし4本はタブーです。

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長寿の祝い・退職祝いの贈り物のタブー

お祝いに現金を贈る場合がありますが、実は目上の人に対しては現金はタブーだとされています。長寿の祝いや退職祝いなどには現金ではなく品物や商品券を贈るようにします。

他にも目上の人には贈っては失礼だとされているものに「靴」「靴下」「スリッパ」があります。これは踏みつけるというイメージから言われるものです。

他にも「勤勉」という意味にあたる「カバン」や「時計」も贈り物には相応しくありませんので注意しましょう。

お見舞いの贈り物のタブー

親しい人が入院したときのお見舞いの品は何を贈ってよいのか迷ってしまいますね。

お見舞いの品は花や果物、菓子が一般的ですが、病状によっては不向きな場合があります。いくら好みがわかっていても食べ物の場合は家族の方に相談してから持参しましょう。

お花を贈る場合はお見舞いに不向きな花を選ばないように気を付けます。花持ちが良いからといえ鉢植えの花は「根付く」から「寝つく」を連想させるのでお見舞いにはタブーです。

たとえ相手が真紅のバラが好きでも真っ赤な花は血を連想させるのでお見舞いにはNGです。他にもツバキのような首が落ちる花や弔事に用いられる白い花も避けてください。

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贈り物を郵送で贈るとき 送り状の書き方は?

贈り物は本来なら相手宅に訪問して渡すのがマナーですが、遠方のため郵送したりデパートなどから発送する場合があると思います。

そのとき品物を送りつけるだけにしていませんか?

本来は何のために贈ったのか理由や目的を伝えるためにも、郵送や宅配で贈るときには事前に挨拶状を出したり、品物に送り状を添えたりします。

品物に添えないで送り状と品物が別々に届くときには必ず送り状が先に届くようにします。相手を驚かせたり余計な気遣いをさせないためのマナーです。

送り状には、「何を、どこから、いつ贈ったのか」を必ず明記します。また誕生日プレゼント、お世話になっているお礼、旅行のお土産など「贈り物の理由」も書き添えておきます。

日本人はつい書いてしまいがちですがお祝い事には「つまらないものですが」などの必要以上の謙遜は使わないようにします。

さいごに

贈り方に決まり事があるのは相手に不愉快な思いをさせたくないという日本人の繊細な気遣いゆえですね!

でも最近の若者は^^;あまり気にしないかもしれませんね。相手が喜ぶもの、欲しいものを選んであげるほうがいいかもしれません。

祝い事はサプライズを狙うよりも何が欲しいか確認しておくほうがいいのではと個人的には思っています。

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