シイタケは子供の頃は苦手な食べ物でしたが、大人になると独特な食感やうま味が好みに変わっているので不思議ですね。
椎茸は栄養もたっぷりと含まれており、昔から風邪の妙薬として知られています。
風邪だけでなく高血圧や美肌にもパワーを発揮してくれるシイタケは私たちにとって、とても身近な食材だなんてとても有難いと思いませんか!
今回は「シイタケの効能!栄養たっぷり風邪や高血圧に効く簡単レシピもご紹介!」をお送りします。
シイタケの効能
シイタケは日本と中国にしかないきのこです。
栄養が豊富で、中国では昔から不老長寿の食べ物と言われています。
注目成分は食物繊維・ビタミンB郡・レンチナン・エルゴステロールなどがあります。
食物繊維が豊富で中でもきのこ特有のβ-グルカンは整腸作用や免疫力を高める効果は、がん予防の研究でも期待されています。
ビタミンやミネラルが豊富ですがエネルギーはほとんどありません。またアルカリ性のため血液の
酸性度を中和してくれます。
またシイタケに含まれるエリタデニンは血中のコレステロールを低下させる作用があります。このため糖尿病や高血圧などの成人病の予防にも役立ちます。
シイタケに含まれるエルゴステロールは体内に入るとビタミンDと同じ働きをするもので、カルシウムの吸収を助ける役割を持っています。成長期の子どもには欠かせない栄養素ですが他のキノコには含まれていません。
私は子供の頃は本当にシイタケは苦手で、私の孫もやはりシイタケは食べられません。どうやら「歯ごたえが嫌」みたいです。
でも子どもにとっても大切な栄養成分が含まれているのでいろいろと工夫して食べさせたいですね。
子どもだけでなく女性にとっても注目です。カルシウムの吸収や骨の成形を助けて役割があることは、女性になりやすいといわれる骨粗しょう症の予防になります。
干しシイタケは有効成分が豊富
生シイタケは水分が約90パーセントですが干し椎茸の水分含有量は約10パーセントです。
つまり干しシイタケは生シイタケに比べると成分が10倍にも濃縮されているのでタンパク質・カルシウム・ビタミンB群、D・カリウムなどの栄養がダントツに勝っているのです。
生シイタケののほうが手軽に調理できるのでついつい生の方を利用しがちなのですが、シイタケの効能をうまく取り入れるためには干しシイタケを活用していきましょう。
効能を十分に引き出すには干しシイタケはなるべく天日干しのものを使ってください。最近は市販されている干しシイタケは電気や熱風によって乾燥させたものが多いのです。
実は私の友人の会社は野菜を乾燥させて販売しているので何度か手伝いに行ったことがあるのですが
、そこも電気でした!!
乾燥させるってそうやるのかと思ってましたが、違いますよね、昔からの製法は天日干しです。実は電気や熱風で干しシイタケを作った場合は成分が抜け出てしまうのだそうです。
昔ながらの干しシイタケが手に入らないときは、ちょっと面倒ですが生シイタケを数時間天日干しして干しシイタケを作ることをおススメします。
シイタケは風邪に効く!
シイタケは風邪の引きはじめの熱やせきに効果があるため、昔から干し椎茸を煎じて飲んでいたんだそうですよ。
風邪の妙薬なんだそうですが、最近になってシイタケの胞子には強力な抗ウイルスの物質生成作用がわかってきました。
作り方は干し椎茸を煎じるだけという超簡単なものなのでぜひ試してみてください!
干ししいたけの煎じ汁の作り方
干しシイタケ3~4個をさっと洗ったら1ℓのぬるま湯につけてもどします。椎茸がやわらかくなったら、もどし汁ごと鍋に入れて火にかけます。半量になるまで煮詰なったら火を止めます。
これは一日分の量です。取り置きはしないで一日に数回に分けて飲み切ってしまいましょう。椎茸ももちろん食べれますが刻んでそのまま食べたり、お汁ものや炒め物などいろんな料理の使えます。
シイタケは高血圧に効く!
シイタケに含まれるエリタデニンには、悪玉コレステロールが酸化するのを防ぎ、血管を動脈硬化から守る働きがあります。
シイタケ茶の作り方
材料(1回分)
・干しシイタケ 2個
・熱湯 180cc
・塩 ひとつまみ
作り方
- 干しシイタケ2個は戻さず、薄切りにする。軸は固いので除く。
- 1をカップに入れて熱湯を注ぐ。
- 2に塩を入れて小皿などで蓋をしておく。冷めて薄茶色に色がついたら飲む。または一晩置いて翌日に飲む。
酢シイタケの作り方
シイタケのニオイが苦手な人は酢を加えて酢シイタケを作りましょう!酢にも血圧を下げる働きがあるのでシイタケと合わせればさらに効果が高まります。
材料
・干しシイタケ500g
・酢120㎖
・砂糖170g
・醬油90㎖
・カボスのしぼり汁30㎖
・赤唐辛子、いりごま少々
作り方
- 干しシイタケは水でもどした後、10分ほど蒸し器で蒸しあら熱をとっておく
- 調味料をすべて混ぜ合わせる
- 干しシイタケの石づきを切りおとし2に加えて和える
- よく混ぜ合わせ味が染み込んだら出来上がり
シイタケ酒の作り方
シイタケをお酒に漬けることで有効成分をじゅうぶんに抽出することができます。シイタケ酒の一日の適量は40~50㎖です。水やお湯で薄めて飲んでもかまいませんし料理にも使うことができます。
材料
・干しシイタケ8~10個
・焼酎600㎖
作り方
- 干しシイタケは水洗いをして水けを拭き取る
- 密閉容器に1を入れて焼酎を注ぐ
- 蓋をして冷暗所に保存する
- 焼酎が茶色に色づいてくれば飲みごろです。
シイタケはニキビに効く!
しいたけには豊富なミネラルやビタミン、酵素が含まれています。血圧を下げる働きや免疫力をアップされるともいわれていますが、エリタデニンというアミノ酸はおできやニキビなどの皮膚疾患にも効果的です。
エリタデニンには血液の代謝を早める働きがあるため、新陳代謝がよくなり皮膚の自浄機能が働くためとされています。この効果を利用して治りにくいニキビや皮膚病にはシイタケ風呂をおススメします。
シイタケ風呂
干しシイタケ3~4個をそのまま湯船にいれて沸かします。
さいごに
シイタケは一年中手に入る野菜ですし価格も手ごろなので料理にはぜひシイタケを加えたいですね。最近旦那さんが血圧が高めなのでシイタケをフルに使いたいと思います。生をそのまま焼いてレモン汁をかけて食べると最高ですよね♪
栄養からいううと干しシイタケですが、うま味からいうと充分にもどす必要がありますよ。水に長く漬け過ぎるとうま味が流出してしまうので気をつけてくださいね。つけ汁は積極的に料理に利用していきましょう♪
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