お食い初めの手順!百日のお祝いの儀式は何をする?準備と進め方をご紹介

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お食い初め 1歳までの祝い

お食い初めには赤ちゃんにはじめての食事を祝い膳で祝います。お食い初めは赤ちゃんのお披露目を兼ねてかつては盛大に行われていたそうですね!

今では家族だけでお食い初めの儀式を行うことが多いようですが、せっかくのお祝いですから
できる限りは古くからの儀式に沿って行ってみてはいかがでしょうか。

何をするのか手順がよくわからないと何を準備すればよいかも手間取ってしまいますよね?

そこで今回は「お食い初めの手順!百日のお祝いの儀式は何をするの?準備と進め方をご紹介」をお伝えしますね(^^♪

▼その他満1歳までの赤ちゃんのお祝い行事について▼

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食い初めとは

食い初めとは生後100日~120日頃におこなう祝いで、母乳やミルク以外のものを初めて食べさせる儀式です。

赤ちゃんが歯が生え始める頃まで無事に育ってくれたことを祝い、今後食べ物に一生不自由しないようにとの願いをこめたもので、お箸ぞめともいわれます。

また百日には白の産着から晴れ着に着替え始める「色直し」の祝いをも兼ねているので、新しい色のついた服を着せて祝ってあげましょう。生後百日なので「百日(ももか)の祝い」としてお宮参りと兼ねる地域もあります。

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お食い初めの由来

平安時代は生後50日目に「五十日(いのか)の祝い」が行われていました。重湯の中に入れて柔らかくいたお餅を赤ちゃんの口に少しだけ含ませるというもので、そのお餅は「五十日餅(いのかもち)」と呼ばれています。

鎌倉時代には五十日のお祝いが「百日のお祝い」となり、お餅から魚に代わっていきます。室町時代からは「お食い初め」と呼ばれるようになり一般にも定着していきました。

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お食い初めを行う日はいつ?

一般的には生後百日目に行いますが、百十日目や百二十日目に行う地域もあります。また「食いのばし」といって子供が長生きできるようにお食い初めの日を120日以降の吉日に延ばして行う地方もあります。

女の子の場合は早く台所仕事ができるようにという意味で誕生から100日目から110日目に行われるところもあったりとじつにさまざまです。

お食い初めには「養い親」といって最年長者が食べさせ役を務めます。当日は父母両方の両親を招いてお祝いをすることが一般的なので、お食い初めを行う日はあまりこだわらず、家族の都合や赤ちゃんの体調に合わせて日程を決めていきましょう。

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お食い初めの別の呼び名

お食い初めは地方によって呼び名も様々です。生後100日目で行われるお祝いなので「百日(ももか)のお祝い」と呼ばれます。

他にも歯が丈夫になるように祈願することから「歯固め」、初めて箸を使うことから「箸揃え」「箸初め」「箸立て」、初めて魚を食べることから「真魚(まな)始め」などがあります。

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お食い初めの準備

お食い初めのお祝いを行う前には準備が必要です。何をすればいいのか迷うことも多いと思いますが、一つずつ何が必要か明確にしていきます。

場所はどこで行うのか家族だけで行うのかを最初に決めましょう。祖父母を招待するのなら自宅よりも料亭などで行うほうがよいか、とか、赤ちゃんのお祝いだから自宅の方が気を使わないかも、とかいろいろ案も出てきます。

招待するのなら都合の合う日を相談して日程を決めていきましょう。料亭などに予約するなら「お食い初めのお祝い」であることを伝えれば儀式で必要な料理はお任せで大丈夫です。

自宅でお食い初めを行う場合

自宅でお食い初めを行う場合は祝い膳を用意します。祝い膳の内容は地方によっても違いがあるんですが、伝統的なお膳としては赤飯、尾頭付きの魚、煮物、吸い物です。

他に歯がため石や無病息災を祈念する梅干を添えて用意します。他の場所で行うときも歯がため石を用意しておきますし、赤ちゃんの「色直し式」のための衣装も用意しておきます。

お食い初め用の食器

お食い初めは、お祝い用の食器を用意して行いします。食器は母方の実家から贈るのが習わしです。

正式にはお椀は漆器や素焼き、箸は柳の白木のものを用いお膳や器には子供の名乗っている姓の家紋を入れます。男の子は朱塗り、女の子は外側は黒塗りで内側が朱塗りのものが基本です。

男の子と女の子の用いるお膳と器は色が違うので購入するとき間違わないように注意してくださいね。地方によって色が逆の場合もあるのでよく確認しておきましょう。

お食い初め用の食器は正式には漆器を用意します。この日に使用した食器をその後も使い続けると食に困らないとも伝えられています。

最近では漆器以外にも離乳食用食器で代用する家庭も増えています。漆器は高価なものですしその後の利用率を考えても実用的とは言えないですよね。ただお祝いの儀式で使われるものなのでお食い初め用の食器は新しいものを用意しましょう。

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祝い善を用意する 献立は?

祝い膳の内容は地方によって違いますが、一般的には赤飯と尾頭付きの魚、煮物、香の物、吸い物の一汁三菜が基本とされています。このほかに二の膳に紅白の餅を5個用意するのが正式な祝い膳です。

高つきやお膳の上に歯がための石を添えます。他にもしわができるまで長生きしてほしいという無病息災を祈念する梅干を添える習わしもあります。

尾頭付きの魚

尾頭付きの魚は鯛の尾頭付きの焼き魚。鯛の焼き方は、頭の部分が固くなるように焼くとよい、と言われています。

煮物

煮物はおめでたい昆布た筍など縁起物の旬の煮物を用意します。食べるまねの儀式のため、それほど凝る必要はなく煮物などは、おめでたい食材が入る筑前煮であれば簡単に作ることができます。

簡単にできる筑前煮のお喰い初めレシピ

①鍋にごま油を熱し、筍、人参、牛蒡を強火で炒めます。

②油が材料に馴染んだら、鶏肉と椎茸を加え炒めます。この時、鶏肉は熱い鍋肌にくっつきやすいので野菜の中央に置いて混ぜていくようにします。

③鶏肉が白く変わったら出し汁を入れます。途中、灰汁をとりながら砂糖を加え、次に醤油とお酒で中火で煮ていき最後にみりんを回しかけ火を止めます。

赤飯

お祝いには欠かせないお赤飯です。

吸い物

吸い物は鯛や蛤の吸い物が基本です。赤ちゃんが食べられるように薄めた果汁やベビー用のスープを使ってもいいです。

色直し式

お食い初めの日に、それまで着ていた白い初着から色つきの晴れ着を着せるお祝いです。お食い初めのお祝いと兼ねて行われるので、この日はおしゃれな色物のベビーウェアを用意して着せてあげましょう。

歯がため石とは

お食い初めでは「歯がための儀式」が行われます。子どもの歯が石のように固く丈夫になるようにとの願いをこめた儀式ですが、祝い膳の上に歯がための石をのせるのもお祝い膳の特徴です。

歯がための石はどこで手に入れる?

お食い初めの石は、昔からお宮参りのときに氏神様からいただいてくるとされていました。神社によっては『福石』という石を譲っていただけるところもあります。

川原で拾ってきたり、神社の境内で頂いてきてもかまいません。もちろん綺麗に洗ってから使用します。儀式が終われば返しましょう。

石の大きさ・形・数は?

丸い小石を一個です。探していてコレ、と目に止まった石を選びましょう。地域によっては「小石を三つ」と決まっているところもあります。

石の代わりになるものは?

小石の代わりに固いクリの実を供する地域もあります。これは武将が戦の前に食べた「勝ち栗」からきているようです。

通販で買える

便利になった現在ではインターネット通販でお食い初めの石を手に入れることができます。「神社で清め祈願された石」ということですのでこちら利用されてもいいでしょう。

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お食い初めのやり方は?

赤ちゃんに初めての食べ物を食べさせるお祝いの儀式です。まだ離乳していない赤ちゃんなので、実際に食べられるわけではありませんが、祝い膳を用意し最年長者が赤ちゃんの口元に食べ物を運んで食べさせる真似をします。その後は 「歯固めの儀式」「色直し式」を行います。

食べさせ役の最年長者とは

親族の中で一番の年長者が養い親として赤ちゃんをひざに抱いて食べさせるまねをします。これは長寿にあやかるためで、男の子の赤ちゃんは男性が、女の子は女性の養い親が行います。

遠方の親戚にわざわざお願いしなくても最近は赤ちゃんの祖父母が行なうことが多いです。親族を招かず家族だけで行うときは両親が養い親となって行います。

儀式の進め方

儀式の正式なやり方は、飯、汁物、飯、魚、飯の順に3回食べさせる真似を行います。

まだ離乳していない赤ちゃんなので、実際に食べられるわけではありませんが、一粒でも食べるとお祝いになるということから赤ちゃんの口元に持っていきます。地方によっては「一粒舐め」とも呼ばれています。

次に歯がための儀式と進めていきます。箸の先を「歯がため石」に触れて、その箸を赤ちゃんの歯茎にそっと触れます。石のように丈夫な歯を、という意味があります。

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お食い初めの祝い 祝儀の相場は?

お食い初めのお祝いは、祖父母やごく親しい人だけで祝うのが一般的です。お食い初めのご祝儀はお祝いの席に呼ばれた場合に贈ればよいとされます。

ご祝儀は、身内からはお祝い金を、友人からは現金よりもお祝いの品を贈るのが一般的のようです。お祝い品には食にちなんで、ベビーフードや離乳食の調理セット、食器セットなどが選ばれることが多いです。他にはベビー服やおもちゃなどいくつあっても重宝するものが喜ばれます。

祖父母の場合は祝い膳一式を母方の実家から贈る習わしがあります。ただし、お宮参りのときに神社からいただいている場合もあるので確認しておいたほうがいいです。父方の両親は祝い膳相当の金額を包みます。

  • 祝い金額の相場・・5000円~1万円
  • 水引・・紅白の蝶結び
  • 表書き・・「御初膳御祝」「祝御食初」「箸揃え」「祝御色直」
  • 贈る時期・・お祝いの当日またはその前日までに
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お食い初めのお返しは?

お祝いの席に招いた場合には、お祝いをいただいた場合は原則としてはお返しは不要とされていますが、実家には赤ちゃんのミニアルバムなど、何か記念となるものを贈るといいですね。

お祝いの席に招かない身内や友人からお祝いを頂いた場合はマナーとしてお礼状を出します。その際には赤ちゃんの名前で「内祝い」として菓子折りなどを贈りましょう。

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さいごに

「お食い初めの手順!百日のお祝いの儀式は何をするの?準備と進め方をご紹介」をお伝えしました。お食い初めの手順さえわかればあとはしっかりと必要なものを揃えていきましょうね。

赤ちゃんにおかゆを用意して離乳食をスタートさせちゃうママさんもいらっしゃるのかな?でも実際の離乳食の時期はもう少し後になりますよね。儀式ですので本当に食べさせる必要はないです。

真似をするだけですが今後食べ物に困らないように育ってほしいと親の願いが込められる素敵なお祝いです。どうぞ楽しんでお祝いをしてくださいね♪

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