耳掃除は毎日やってますか?
耳掃除は、生活の中でしばしば行われる習慣ですが、中には耳掃除はめったにしないと言う人や、毎日しないとかゆくて気持ち悪いという人がいます。
身近な習慣とはいっても、耳掃除は正しい方法で行わなければ耳の健康を損なう可能性があります。
耳垢が溜まりすぎると聞こえづらくなったり、頻繁に取りすぎたりゴリゴリと力を入れると、耳あかを奥に押し込んでしまったり、思わず傷つけてしまうことがあります。
私も耳の中がジクジクと膿んでしまって何度か耳鼻科のお世話になりました。耳掃除は単純な行為だけに何気に自己流でやってしまいがちですが、このような状況を避けるためにも、正しい耳掃除の方法を知っておくことはとても大切です。
正しいやり方でやらないと、耳掃除のし過ぎで耳あかを奥に押し込んでしまってトラブルを生じてしまうこともあります。
「正しい耳掃除のやり方!耳あかはたまり過ぎても頻繁にゴリゴリしてもダメ!」では耳掃除の適切なやり方や、注意点、耳の健康を守るためのポイントをお伝えします。
耳掃除の重要性と耳の健康を保つポイント
耳掃除は、耳の清潔さを保ち、健康な状態を保つために非常に重要な行為です。
耳垢は、耳の中で生成される物質であり、適切な量があれば耳を守り清潔に保つ役割を担っています。逆に、耳垢が過剰にたまると、耳の中が詰まり、聴力が低下したり、耳の感染症のリスクを高める恐れがあります。
ただし、耳の掃除を行う際には、正しい方法で行わないと、耳の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
耳掃除は頻繁に行う必要はありませんが、適切なケアを行うことで耳の問題を未然に防ぐことができるので、注意が必要です。
耳垢の役目
耳アカは、外耳道内の耳垢腺や皮脂腺が分泌する粘液から生成される物質であり、この粘液には古い表皮やホコリなどが含まれています。
耳アカの役割は、外部から入り込んできた異物を包み込んで外に排出することです。耳アカは主に耳の入り口から約1cmほどの位置にある耳垢腺から生成されるため、耳の奥深くにはたまりません。
耳あかがたまり過ぎたらどうなる?その影響とは
耳あかは、耳垢とも呼ばれる耳の自然な分泌物であり、耳を守り清潔に保つ役割を担っています。
しかし、耳あかが過剰に溜まると様々な問題を引き起こします。
例えば、耳垢が過剰にたまる原因として一、般的に耳掃除を行っていないことが挙げられますが、実際には上手く取り除けずに耳垢を強く押し込んでしまうことが多いのです。
その結果、耳垢が大量に外耳道にたまり詰まってしまいます。完全に穴をふさいでしまった場合には耳垢栓塞(じこうせんそく)といって難聴になって聞こえにくい状態になってしまいます。
更に、耳垢が湿った状態で放置されると、細菌の繁殖が起こり得ます。これにより、外耳炎や中耳炎といった耳の炎症を招く恐れが生じるため、一層注意が必要となります。
耳あかは専用の器具を使用して優しく除去することができますが、耳の中に突っ込まず、耳垢を押し込まないように十分気をつけてください。
また、耳あかがたまりやすい人は、耳の中を清潔に保つために定期的に耳掃除を行うことが重要です。ただし、耳あかがたまり過ぎている場合や耳に異変を感じる場合は、耳鼻科医を受診して適切な処置を受けることをおすすめします。
耳垢栓塞になったらどうなる?
耳垢栓塞は、耳垢が耳管内に溜まってしまい、耳の通り道を塞いでしまう状態を指します。
これによって圧迫感や聴力の低下し、放っておくと炎症や痛みの症状が生じてきます。場合によっては耳鳴りやめまいといった症状も現れることがあります。
奥に詰まってしまった耳垢は自分では取れないので耳鼻咽喉科で治療してもらわなければいけません。耳垢が硬くなってしまった場合には、医師によって専用の器具で取り除くこともあります。
自己流での耳かきは危険が伴うため、絶対に避けるようにしましょう。
外耳道の皮膚を傷つけて外耳道炎(がいじどうえん)になったら?
外耳道の皮膚を傷つけて外耳道炎(がいじどうえん)になったら、自己流で耳かきをし過ぎることで傷つけて痛みがでたりジクジクして汁が出てくることもあります。
耳の中を傷つけてしまい細菌感染してしまうことが原因で外耳道炎(がいじどうえん)が起こります。私が何度かなってしまったのが外耳道炎です。
そのときの症状は最初はかゆみから始まりまそのときのした。相変わらずゴリゴリやってたらめん棒に黄色っぽい汁が付いたりしました。だんだん痛くなってきて耳の中が熱っぽく感じるようになってきました。
私はこの時点で耳鼻科に駆け込んだのですが、先生がおっしゃるにはひどくなると触るだけで、それから口を開けただけで激痛を生じたり熱が出ることもあるそうですよ。さすがにこうなるまでには病院へ行ってくださいね。
治療法は患部の消毒、軟膏の湿布、抗菌薬・鎮痛薬を内服します。傷ができてひどくなった膿瘍(おでき)は膿みをだすため切開することもあります。
正しい耳掃除やり方
耳掃除は耳かき棒派?綿棒派?
耳掃除の際に、耳かき棒を使うか、綿棒を使うかで賛否が分かれることがあります。
個人的には、それぞれの耳垢のタイプによっても適した方法が異なるのではないかと考えています。私は乾燥タイプであるため、耳かき棒の方が綿棒よりも効果的に取れると感じます。
日本人の耳垢は本来、カサカサ乾燥したタイプの方が多いです。実際、日本人の約8割がこのタイプに該当します。
耳かき棒を好む人々は、専用の道具を使って耳垢を取り除くことを好みます。耳かき棒は、先端がやや硬く曲がっており、耳の奥まで届きやすい特徴があります。
一方で、綿棒を使う人々は、優しく耳垢を取り除くことを好む傾向があります。綿棒の柔らかさや使い捨てができることから、衛生的だとして綿棒を選ぶ人も多いのです。
ただし、専門家の中には、耳掃除には耳かき棒や綿棒を使わず、綿布などで外側の耳掃除のみを行うべきだという意見もあります。
どちら派であっても、重要なのは安全かつ衛生的に耳掃除を行うことです。自分に合った方法を見つけて、耳の健康を保つことが大切です。
耳掃除の手順
1,清潔な耳掃除用の耳かき、または綿棒を用意する
2,手をしっかり洗い清潔な状態で耳掃除を開始する
3,耳の入り口から1cm以上は入れないように、優しく耳垢を取り除く
4,耳掃除が終わったら、清潔なタオルやティッシュで軽く拭き取る
ベタベタに比べるとカサカサな耳垢は自然に出てきやすいのです。
ですから正しい取り方というのは
「綿棒や耳かきは耳の入り口から1cm以上は入れない」
以上!あっけないけれどこれがすごく大事なのです。
耳掃除の頻度はどのくらいがベスト?
耳掃除の頻度は個人差がありますが、基本的には1か月に1回ほどが適切とされています。
耳垢が溜まりやすい人や耳の中が湿気やすい人は、2週間に1回のペースで行うこともあります。
ただし、日常生活で耳垢が自然に排出されるため、無理に毎日行う必要はありません。
耳の中で聞こえるガサガサ音の正体とは?
耳の中でガサガサ音がするのは、主に耳垢(じき)が原因です。通常は耳道の外に排出されますが、時に耳道の奥に溜まってしまうことがあります。
耳道の奥に溜まった耳垢が外部の音と摩擦して、ガサガサ音が生じることがあります。また、耳垢に空気が触れることで細かい音が生じることもあります。
これは比較的軽度なものであり、一般的には健康上の問題はない場合が多いです。
耳掃除の注意点、間違ったやり方
耳掃除は正しい方法を取らないと逆に耳にダメージを与えてしまうこともあるので要注意です。
まず、綿棒を耳の中に突っ込むのはNG!綿棒の先は思った以上に鋭く、耳垢を押し込んでしまうことがあります。
また、耳かきを使う場合でも、力を入れ過ぎないように注意しましょう。耳の奥にまで入れすぎると、耳垢を圧迫してしまい、耳の奥につまりやすくなってしまいます。
さらに、耳垢を取りすぎることも問題です。耳垢は耳を守る働きもあるので、取り過ぎてしまうと耳や聴力に悪影響を及ぼすこともあります。
さいごに
「正しい耳掃除のやり方!耳あかはたまり過ぎても頻繁にゴリゴリしてもダメ!」をお伝えしました。
耳かきって本当に気持ちいいですよね。
実は、耳の中には迷走神経がたくさん分布していて、耳かきをするとガリガリと刺激することで
気持ちよさを感じることができるんです。
耳かきをすると、なんだか心地よくなってくるのがわかりますよね。そう思ったらついついやってしまいますよね(笑)。
ただし、耳あかは掃除中に奥に押し込んでしまうこともよくあるので、無理に奥までゴリゴリと掃除しすぎると、傷つけてしまうことがあります。奥まできれいにしようとして力を入れすぎないように気をつけてくださいね。
耳かきは優しさと慎重さが重要なポイントなので、耳の健康を守るために正しい方法で行うことが大切です。