初正月お祝いの仕方は?男の子女の子の初めてのお正月は何をするの?

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「初正月のお祝い風景(赤ちゃん・羽子板・破魔弓・和の雰囲気)」 1歳までの祝い

赤ちゃんが生まれてから迎える初めてのお正月——「初正月(はつしょうがつ)」は、誕生した赤ちゃんが無事に新年を迎えることをお祝いする伝統的な行事です。

けれども、「男の子と女の子で何を飾るの?」「いつお祝いするの?」「贈り物のマナーは?」と、初正月を迎えるパパやママたちは何をするのか疑問も多いのではないでしょうか?

この記事では、初正月の意味や由来から、男の子・女の子別の飾り方、贈り物のマナーや現代的な祝い方まで、やさしく丁寧に解説します。

伝統を守りながらも、今の暮らしに合った形で楽しめる方法をご紹介しますので、初正月の準備にきっと役立ちますよ🎍

その他満1歳までの赤ちゃんのお祝い行事について

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初正月とは?その意味と由来を知ろう

初正月の基本的な意味とは

「初正月(はつしょうがつ)」とは、赤ちゃんが生まれてから初めて迎えるお正月のことをいいます。お宮参りやお食い初めと同じく、成長を願う日本の伝統的な行事のひとつです。昔から日本では「お正月は年神様(としがみさま)をお迎えする特別な日」とされており、その年神様に赤ちゃんをお披露目し、健やかな成長を祈る意味が込められています。

また、初正月は数え年で祝うのが一般的で、生まれてから正月までを1歳と数えるため、最初のお正月は実際には「2歳のお祝い」にあたる特別な日とされています。古くは赤ちゃんの生存率が低かった時代に、無事にお正月を迎えられたことを祝う、大切な節目とされていました。

初正月では、男の子には破魔弓(はまゆみ)、女の子には羽子板(はごいた)を贈るのが一般的です。どちらも「厄除け」や「魔除け」の意味を持ち、赤ちゃんがこれからの人生を健康で安全に過ごせるようにという願いが込められています。現代では、祖父母や親戚が贈るケースが多いですが、家庭によっては両親が用意することもあります。

この行事は、ただのお祝いではなく「新しい命を神様に認めてもらう」という意味合いもあります。そう考えると、初正月は家族全員で感謝と願いを込めて迎える、とてもあたたかい行事ですね。

いつが初正月になるの?

初正月とは、生まれて初めて迎えるお正月のことです。赤ちゃんが生まれた年の元日を過ぎて迎える最初のお正月が対象となります。例えば、2025年3月生まれの赤ちゃんなら、2026年のお正月が初正月です。

ただし、12月に生まれた赤ちゃんの場合、「お正月までに日が浅い」「まだ外出を控えたい」という理由で、翌年を初正月とする家庭もあります。これは地域の風習や赤ちゃんの体調に合わせて柔軟に考えてOKです。

また、早生まれの子や生後間もない赤ちゃんの場合も、家族だけで静かにお祝いするケースが増えています。初正月には「厄を祓い、福を招く」という意味がありますが、何より大切なのは赤ちゃんと家族が安心して新しい年を迎えられること。無理なく、その子のペースに合わせた形で祝ってあげましょう。

地域で異なるお祝いの風習

実は初正月の祝い方は、地域によって少しずつ違いがあります。たとえば、関東では男の子に破魔弓、女の子に羽子板を贈る風習が一般的ですが、関西地方ではどちらの性別にも「お守り代わりの飾り物」を贈ることもあります。中には、赤ちゃんの名前入りの掛け軸や、干支の置物を贈る地域もあります。

また、贈るタイミングにも違いがあり、関東では12月中旬から年末にかけて、関西ではお正月の少し前(12月20日頃)に贈る家庭が多いです。

最近では、伝統的な飾りだけでなく、インテリアにも合うデザイン性の高い羽子板や破魔弓が人気です。ガラスケース入りのものや、名前入り・誕生日入りなど、現代風にアレンジされたものも増えています。地域の習慣を参考にしながら、家庭らしい形で「初正月」を迎えるのが一番大切ですね。

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男の子と女の子で違う?初正月のお祝い飾り

女の子の初正月のお祝いに羽子板を飾る

女の子の初正月

「女の子の初正月のお祝いに羽子板を飾る」という習慣は、日本の伝統行事として長く受け継がれています。

羽子板は、単なる遊び道具ではなく、女の子を守る魔除けの意味を持つ重要な縁起物です。特に、羽根つきは「災いを羽根で跳ねのける」という厄除けの象徴で、江戸時代から女の子の健やかな成長を願ってお正月に行われていました。

この羽根つきに使用される羽子板が、やがて女の子の初正月のお祝いで飾られるようになり、無病息災と健康を願うための贈り物となりました。

羽子板は、初正月にふさわしい祝い飾りとして、華やかな装飾が施されたものが多く、家族や親戚が女の子の成長を祝う場に彩りを添えます。

初正月には、祝い膳を囲んで親戚と共に楽しいひとときを過ごすことが一般的ですが、その場を華やかに演出する羽子板の存在は、女の子の未来を明るく照らす大切なものとして大切にされています。

男の子の初正月のお祝いに破魔弓を飾る

男の子の初正月には、破魔弓を飾ってお祝いをします。

これは、日本の伝統行事の一環として、男の子を守る魔除けや厄除けの意味を持つ重要な縁起物です。

特に、破魔弓は「魔を射る」という意味を持ち、男の子が健やかに成長し、無病息災で過ごせるようにとの願いが込められています。

江戸時代には、武家で男の子が誕生した際、立派な武士になるようにと破魔弓が贈られる習わしがありました。

破魔弓は単なる飾りではなく、男の子の人生の節目を祝うための大切なお守りでもあります。

初正月には、家族で集まり、お正月ならではの祝い膳を囲みながら、破魔弓を飾り、新年を迎える準備をします。破魔弓は、男の子の成長を願い、家族全員がその未来を見守る象徴として大切にされています。

贈るタイミングと贈り主のマナー

初正月の贈り物である破魔弓や羽子板は、一般的に祖父母や親戚から贈られることが多いです。特に初孫の場合は、祖父母がいち早く準備するケースがほとんど。贈るタイミングとしては、12月初旬から中旬がベストです。年末ギリギリだと相手に負担をかけてしまうので、余裕をもって手配しましょう。

贈り方にもマナーがあります。直接手渡しするのが最も丁寧ですが、遠方の場合は宅配でも問題ありません。その際は、お祝いの気持ちを込めた手紙やメッセージカードを添えると、より温かみが伝わります。

また、贈り物の相場は5,000円〜30,000円程度が一般的ですが、祖父母からの贈り物なら少し豪華なものを選ぶこともあります。贈り主として大切なのは、高価さよりも気持ち。赤ちゃんと家族の幸せを願う心が一番の贈り物です。

飾り方と飾る期間の目安

破魔弓や羽子板を飾る時期は、12月中旬〜お正月明け(松の内)までが目安です。松の内とは、年神様が家に滞在する期間のことで、関東では1月7日まで、関西では15日までとされています。

飾る場所は、家族がよく目にするリビングや玄関がおすすめ。高い位置や清潔な場所に飾ることで、厄除け・お守りの意味が強まります。特に玄関は「福を呼び込む入り口」とされるため、縁起が良いといわれています。

飾る際は、ほこりをかぶらないようケース入りのタイプを選ぶと安心です。最近では、コンパクトサイズのものや、モダンインテリアに合うデザインも増えています。おしゃれに飾る工夫をしながら、伝統を守るのも素敵ですね。

飾り終えた後は、感謝の気持ちを込めて丁寧に片付けます。翌年以降も毎年飾れば、赤ちゃんの成長を見守る家族の象徴になりますよ。

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初正月のお祝いの仕方と準備するもの

家族で行うお祝いの基本スタイル

初正月のお祝いは、形式ばった行事というよりも「家族で赤ちゃんの健やかな成長を喜び合う日」です。特別な決まりがあるわけではありませんが、一般的には元旦や三が日に、祖父母・親戚を招いてお祝いの食事を囲む形で行うことが多いです。

お祝い膳には、鯛やお赤飯、煮物などおめでたい料理を用意します。お宮参りやお食い初めほどかしこまらず、家庭らしい温かい雰囲気で過ごすのがポイントです。お正月のおせち料理を兼ねてもOKです。

この日は、赤ちゃんの成長を願うと同時に、出産を支えてくれた家族への感謝を伝える日でもあります。祖父母や親戚に「おかげさまで元気に過ごしています」と報告すれば、それだけで素敵なお祝いになります。

また、赤ちゃんに初めての晴れ着を着せる家庭もあります。男の子は袴風のロンパース、女の子は着物風ドレスなど、最近ではかわいらしいデザインも豊富。写真撮影にもぴったりです。

お祝い金(ご祝儀)の相場と包み方

初正月では、祖父母や親戚から「初正月祝い」としてお祝い金を贈ることもあります。金額の相場は、祖父母で1万円〜3万円程度、親戚で5,000円〜1万円程度が目安です。親しい友人や職場関係者には無理に渡す必要はありません。

のし袋は「紅白蝶結び」を使用し、表書きは「初正月御祝」または「祝 初正月」と書きます。筆ペンや毛筆で丁寧に書くと、より気持ちが伝わります。中袋には金額と名前を忘れずに記入しましょう。

もし現金の代わりに贈り物を渡す場合も、同じようにのし紙をつけて包むのがマナーです。特に羽子板や破魔弓を贈る際は、のしの表書きに「初正月御祝」と書くのが一般的です。

受け取った側は、後日お礼の連絡をするのを忘れずに。正式に内祝いを贈るほどではありませんが、感謝の気持ちを込めて赤ちゃんの写真入りメッセージカードを添えると、とても喜ばれますよ。

写真撮影・記念品で思い出を残そう

初正月は、赤ちゃんの「初めての新年」を迎える記念日。せっかくなら写真や記念品で思い出に残しましょう。最近では、フォトスタジオで記念撮影をする家庭も増えています。お正月らしい和装や、破魔弓・羽子板と一緒に撮影すれば、一生の宝物になります。

自宅で撮る場合は、しめ飾りや鏡餅などお正月の小物を背景にして撮ると雰囲気が出ます。家族全員の集合写真も、毎年撮ることで成長の記録として楽しめますよ。

また、「手形・足形アート」や「名前入りフォトフレーム」など、今どきの記念アイテムも人気。SNSに投稿する際は、赤ちゃんの名前や住所が写り込まないように気をつけましょう。

思い出を形に残すことは、将来子どもが大きくなったときに家族の絆を感じられる素敵なプレゼントになります。初正月を、心あたたまる記録として残しておきましょう🎍

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初正月の贈り物マナーと注意点

贈り物を渡す時期とマナー

初正月の贈り物を渡す時期は、12月中旬から年末の28日ごろまでが理想的です。あまり早すぎると年末感がなく、遅すぎると年越し準備で忙しくなるため、この時期が最も喜ばれます。もし遅れてしまった場合でも、年明けの松の内(1月7日ごろまで)であれば失礼にはなりません。

贈り方の基本は「気持ちを込めて手渡しする」ことです。可能であれば、赤ちゃんの顔を見に行きながら直接お祝いの言葉を伝えるのが良いでしょう。遠方で会えない場合は、宅配便で贈っても構いません。その際には、お祝いのメッセージカードを添えることで、気持ちがより伝わります。

また、贈り物には必ず「のし」をつけましょう。表書きは「初正月御祝」または「祝 初正月」とし、紅白蝶結びの水引を選びます。贈る相手が初孫の場合などは、やや豪華なデザインを選んでも◎。大切なのは形式よりも、赤ちゃんの健やかな成長を願う心です。

NGな贈り物・気をつけたいポイント

初正月のお祝いで避けたほうがいい贈り物もあります。たとえば、**刃物(包丁やはさみ)**は「縁を切る」を連想させるため縁起が悪いとされます。また、靴や靴下などの「踏みつけるもの」もお祝いの席では好まれません。

衣類を贈る場合は、「上着」「帽子」などの“包み守る”イメージのあるアイテムがおすすめです。かわいいお正月デザインのベビー服やスタイなども人気があります。

また、羽子板や破魔弓を贈る場合、贈り主が重複しないように事前確認しておくことが大切です。祖父母同士が知らずに同じ物を準備してしまうこともあるので、早めに連絡を取り合いましょう。

さらに、現代ではインテリア性を重視した「コンパクトサイズ」の飾りも人気です。相手の家のスペースを考慮して選ぶのも心遣いのひとつ。お祝いの品は“飾る楽しさ”も贈るつもりで選ぶと喜ばれますよ。

義両親・親戚へのお礼の仕方

贈り物やお祝い金をいただいた場合は、感謝の気持ちをしっかり伝えることが何より大切です。基本はすぐに電話やメッセージでお礼を伝えること。その後、可能であれば手書きの「お礼状」や「赤ちゃんの写真付きカード」を送ると、より丁寧な印象になります。

内祝いを用意するかどうかは地域や関係性によりますが、高額なお祝いをいただいた場合は、お返しとしていただいた金額の3分の1〜半額程度を目安に贈ると良いでしょう。品物としては、日持ちするお菓子やカタログギフト、紅白のタオルセットなどが人気です。

お返しの品には「初正月内祝」と書いたのしを付けます。形式にこだわりすぎる必要はありませんが、「ありがとう」の気持ちを形で表すことが大切です。

お祝いは“もらって終わり”ではなく、“感謝を伝える”ことで完結します。家族ぐるみの良い関係を築くきっかけにもなる行事なので、丁寧な対応を心がけましょう。

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おしゃれに楽しむ現代の初正月

現代風インテリアとしての飾り方

最近の初正月では、伝統的な羽子板や破魔弓に加え、インテリアに調和するデザインを取り入れる家庭が増えています。昔ながらの立派なケース入り飾りも素敵ですが、現代の住宅事情に合わせてコンパクトでスタイリッシュなタイプが人気です。

たとえば、木製のフレームに入ったナチュラルテイストの羽子板や、アクリルケースに和柄をあしらった破魔弓など、リビングにもなじむおしゃれなデザインが登場しています。サイズが小さくても、意味は変わりません。「魔を祓い、福を呼ぶ」という願いはそのままに、インテリアの一部として飾ることができます。

また、飾る場所も玄関や床の間に限らず、リビングや赤ちゃんの成長スペースに置く家庭も。お正月が過ぎても飾れるようなデザインなら、一年中お守りとして楽しめます。伝統とモダンが融合した飾り方は、忙しい現代の家族にもぴったりです。

SNS映えするフォトアイデア

せっかくの初正月、記念に写真を撮って残すのも楽しみのひとつです。最近では、SNS映えするフォトブース風の撮影が人気です。たとえば、白い布や障子風の背景を使い、羽子板や破魔弓、しめ飾りなどを飾って和の雰囲気を演出すると、簡単にお正月感が出せます。

赤ちゃんの衣装は、袴風ロンパースや着物風ドレスが定番。小物としては、紅白の花や金の扇子、折り鶴などを飾ると華やかさが増します。また、「初正月」や「はじめてのお正月」と書いたプレートを添えると記念感がぐっとアップします。

スマホ撮影でも十分きれいに残せますが、自然光が入る昼間の時間帯を狙うと明るく温かみのある写真に仕上がります。撮った写真は、年賀状やフォトブックにまとめたり、祖父母に送ったりするととても喜ばれますよ。

手作りアイテムで心を込めたお祝い

初正月をより特別な思い出にするなら、手作りアイテムを取り入れてみましょう。たとえば、100円ショップの材料で簡単に作れる「ミニ羽子板飾り」や「名前入りタペストリー」など、手作りならではの温かみがあります。

お祝いの席で使うランチョンマットや箸袋を和柄の紙で作ったり、赤ちゃんの名前入りガーランドを飾ったりするのもおすすめです。フォトスペースを手作りすれば、世界に一つだけの記念空間になります。

また、祖父母へのお礼に「赤ちゃんの手形・足形カード」を作って渡すのも人気。市販のキットを使えば簡単に作れ、飾っておけるメモリアルアイテムとしても喜ばれます。

「心を込めて作る」ことそのものが何よりのお祝い。高価な贈り物よりも、家族の温かさが伝わる初正月にすることが、一番の記念になります。

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まとめ

初正月は、赤ちゃんにとって初めて迎えるお正月であり、家族にとっても新しい命を祝う大切な節目です。男の子には破魔弓、女の子には羽子板を飾り、健やかな成長と幸せを願う——そんな日本の伝統行事には、古くからの祈りと家族の愛が詰まっています。

また、現代では住まいやライフスタイルに合わせて、コンパクトでおしゃれな飾りやSNS映えする撮影スタイルなど、自由で温かみのある祝い方も増えています。大切なのは「形式にとらわれすぎず、家族で心を込めて祝うこと」。祖父母や親戚との絆を深めながら、赤ちゃんの初めての新年を笑顔で迎えましょう。

お祝いの形は家庭それぞれですが、どんな方法であれ「健やかに育ってほしい」という気持ちは共通です。初正月を通して、家族の絆をより一層感じられる一年のスタートにしましょう。

 

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