ニンニク灸のやり方!効果を引き出すための自宅での正しい手順

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美容・健康

ニンニク灸は、自宅で簡単に始められる伝統的な民間療法の一つで、特別なスキルや高価な道具が不要な点が魅力です。

お灸といえば「もぐさ灸」ですが、もぐさを直接皮膚に乗せるため、強い温熱刺激があります。

一方、「ニンニク灸」は薄く切ったニンニクの上にもぐさを乗せて行う方法なので、熱をやわらげ、肌への負担を軽減します。

ニンニク灸は肩こりや冷え性、腰痛の改善、さらには疲労回復やリラックス効果など、心身のケアに幅広く活用されています。

初心者の方でも安心して実践できるよう、ニンニク灸の効果や特徴、やり方、そして効果を最大限に引き出すツボの選び方について詳しく解説します。健康維持やリラックスを目的に、ニンニク灸を試してみませんか?

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ニンニク灸とは?効果と特徴を知ろう

膝や肩、腰が痛いときに簡単にできる自宅療法に「お灸」(もぐさ灸)があります。

お灸をすると、ツボへの温熱刺激で、血行がよくなり、免疫が強化されるため、痛み伴う症状が改善されるとして知られています。

自分で行うには熱くなりすぎるし、扱いも難しくなるので台座タイプが簡単です。でも、もぐさを使ったお灸を経験するともぐさの法が断然良いとも聞きます。

そこでおすすめなのが「ニンニク灸」です。

ニンニク灸とは

ニンニク灸

ニンニク灸とは、古くから伝わる民間療法で、手軽に自宅で実践できる自然療法のひとつです。

効果においては、直接皮膚の上に「もぐさ」を乗せて燃やす、もぐさ灸のほうが優れていますが、
「ニンニク灸」は誰にでも簡単に行うことができるものです。

もぐさを直接皮膚に置くのではなく、薄くスライスしたニンニクの上にもぐさを置き、火をつけてツボに乗せて行う方法なので、自宅で温熱療法を実践できます。

ニンニクには血行をよくする効果もあり、皮膚からもよく吸収されるので、もともと民間療法でも肩こりなどの湿布剤としても知られています。

このニンニクパワーにお灸の温熱刺激が加わって、膝の痛みや肩こり、腰痛など日常的な体の不調に対して効果があるとされています。

また、皮膚保護の観点から、もぐさを直接肌に乗せないため、やけどや刺激が少ないのも安全なポイントです。

血行促進と温熱効果

ニンニク灸は、ツボに温熱刺激を与えることで血行促進を助けます。

ニンニクの成分と、お灸の温かさが組み合わさり、体内の血流がスムーズになり、代謝が活性化されるため、疲労回復や痛み軽減に効果的です。

また、冷え性対策としても優れており、特に冬場には血行が悪くなりがちな手足の冷えを和らげてくれます。

肩こりや腰痛に対する効果

ニンニク灸は、肩こりや腰痛を緩和するための自宅療法としてもよく知られています。

ツボ刺激によって血流が改善され、筋肉の緊張が和らぐため、痛みの軽減に役立ちます。

また、腰痛や肩こりだけでなく、関節痛にも効果があるとされており、継続的に使用することで、リラックス効果を得られることも期待できます。

免疫力向上と疲労回復

ニンニクには免疫力を向上させる成分が含まれており、皮膚からも吸収されるため、ニンニク灸を使用することで免疫機能を強化する効果もあります。

さらに、温熱刺激により体が温まり、代謝が高まることで、疲労回復も促進されます。特に風邪を引きやすい季節には、ニンニク灸が体を強化するサポートとして役立つでしょう。

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ニンニク灸のやり方

ニンニク灸は、自宅で簡単に行える伝統的な民間療法の一つです。初心者でも安全に始められるよう、具体的な手順や注意点を詳しくご紹介します。

必要な道具の準備

  • もぐさ(お灸の燃焼部分)
  • ニンニク(薄くスライスして使用)
  • ピンセット(燃えたもぐさの処理用)
  • ライターや線香(もぐさに火をつけるため)
  • 灰皿や専用の皿(もぐさの灰を受けるため)

皮膚に直接施術するため、施術前に手や皮膚、使用する道具を清潔に保つことが必要です。

施術部分は事前にしっかり洗い、必要に応じてアルコールで拭いて衛生を保ちます。

皮膚が直接触れるニンニクは衛生状態を確認し、必要であればアルコール消毒を行いましょう。

ニンニクのスライスともぐさの準備

ニンニクを2〜3mmの厚さにスライスします。ニンニクはもぐさが皮膚と直接触れないよう、適切な厚さにスライスすることが重要です。

スライスしたニンニクの上に、もぐさをピラミッド状に形成して乗せます。

ニンニク灸は煙や臭いが出るため、換気の良い場所で行うのが基本です。

火を使うので、周囲に燃えやすいものがないスペースを選びましょう。初心者の方は広めの作業スペースを確保しておくと安心です。

ニンニク灸の具体的な手順

①にんにくを2~3mmの厚さにスライスして、その上にピラミッド形にしたもぐさを乗せる

②ツボや圧痛点にの上にニンニク灸に置いて、線香などで点火する

③もぐさが燃え尽きたら、灰を取り除いて、新しいもぐさを乗せて点火する

 

点火後はニンニクが熱さを吸収してしまうので、初めのうちはあまり熱さを感じないものです。

何度か繰り返してお灸を続けていると熱く感じてくるので、そのときは無理に我慢しないでニンニクごとピンセットで取り除きます。

お灸したあとが赤くなっているのは血行が良くなったからです。灰が皮膚に残らないように清潔に拭き取ります。中にはかぶれ易い人もいるのでお灸したあとは洗浄綿などで拭いておきます。

皮膚をしっかりと保護し、必要に応じて皮膚保護クリームを塗ることもおすすめです。

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ツボの選び方!効果的なニンニク灸のポイント

ニンニク灸は血行促進や肩こり改善など、多くの効果が期待できる方法ですが、効果を最大限引き出すには「適切なツボ選び」が重要です。

事前に肩や腰の痛みを感じる部分のツボを確認し、ニンニクを置く位置を正確に決めましょう。

ツボ選びの基本と効果

ニンニク灸を行う際は、症状や目的に合わせてツボを選びましょう。選ぶ際は、圧痛点(押して痛みを感じる場所)を基準にするのも効果的です。

肩こりの場合→肩井(けんせい)
 肩の中心にあるツボで、ストレス解消や筋肉の緊張緩和に役立ちます。

腰痛緩和や疲労回復 → 腎兪(じんゆ)
 背中の腰部に位置し、腰痛改善や冷え性対策に効果的です。

全身の代謝アップや免疫力向上 → 足三里(あしさんり)
 膝下にあるツボで、全身の健康維持に幅広く活用されます。

 

初心者の方でも比較的探しやすいツボ

合谷(ごうこく)
  手の甲、人差し指と親指の骨が交わる部分。頭痛や肩こり改善に。
百会(ひゃくえ)
  頭頂部の中央。自律神経の調整やストレス解消におすすめ。
陽池(ようち)
  手首の中央。疲労回復や血行促進に効果があります。

 

ツボを選ぶときの注意点

ニンニク灸の効果を引き出すためには、適切なツボ選びが鍵です。症状や体質によって効果に違いがあるため、自分に合ったツボを探しましょう。

圧痛点を探しながら、適切な部位を選定してください。

火傷防止のため、皮膚に負担をかけないよう注意が必要です。長時間の刺激は避け、肌に赤みが出たら施術を中止します。

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もぐさの中ににんにく成分を入れた「せんねん灸オフ にんにくきゅう 近江」

 

 

台座のついたワンタッチタイプのニンニク灸です。

もぐさの中ににんにく成分がはいっているので、従来のようにニンニクをスライスして、その上にもぐさを置くというわずらわしさはありません。

熱くなったもぐさやニンニクを取り除くときも注意が必要でしたが、台座が部分を手にもって取り除くだけなのでとても簡単です。

使用方法

台座のウラの薄紙をはがしたらライター・マッチ等で巻きもぐさに火を付けます。 説明書をご参考にしながらツボに貼り付けます。もぐさ部分が消えたら取り除きますが、熱さを強く感じられる方は、無理せずそこで止めてすぐに取りのぞきます。

 


せんねん灸オフ.近江150点

 

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さいごに

ニンニク灸は、伝統的な民間療法を現代の生活に取り入れた手軽なセルフケア方法です。

適切なツボを選び、正しい手順で施術を行えば、肩こり改善や冷え性対策だけでなく、リラックス効果や疲労回復など多くの効果が期待できます。

初めての方もこの記事を参考に、自宅で安全にニンニク灸を取り入れて、健康的な生活を目指しましょう。

痛みがあると、日々の生活に支障が出てきて何をするのも億劫になってくるものです。ニンニク灸は簡単にできるので試してみてください。

 

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