香典のマナー お札の入れ方や渡し方には作法を問われるルールがある!

マナー

通夜や告別式に出席するとき香典を持参します。香典をいつ渡せばよいのかタイミングがよくわからない、ということはないでしょうか?

他にも香典には包み方やお札の入れ方など細かいルールがあります。いざというとき困らないように今回は「香典のマナー お札の入れ方や渡し方には作法を問われるルールがある」をお伝えします!

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香典のマナー1、香典はいつ渡すの?

通夜、葬儀のどちらに香典を持参すればよいのか?いつ渡せばよいの?

香典の出し方のタイミングがわからない場合がありますよね。

香典を持参する時期には「このとき持参しなくてはいけない」という決まったルールはありません。

通夜に出席するなら通夜に、告別式だけなら告別式に、両方参列するのなら最初の通夜のときに香典を持参するのが一般的です。

ただし訃報を聞いてすぐに 駆けつける「とりあえずの弔問」に香典を持参するのは避けましょう。

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香典のマナー2、香典の渡し方

「香典の渡し方」に注意しましょう。 通夜に香典を渡すときですが葬儀のときと違って受付をする方がいない場合もあります。その場合には香典は祭壇に直接置くことになりますが、香典は表書きが自分に正面となるように置きます。

受付がある場合には香典を渡すときは表書きは受付の方が正面になるように手渡しします。 香典を手渡しする前には必ずふくさに包んでおきます。受付ではお悔やみの言葉を述べて手早くふくさから取り出し、名前が先方に向くように差し出します。

正式にはふくさに包んだまま相手に正面が向くように向きを変えて渡しますが、参列者が多いと受け取った側も、ていねいにふくさを返すのは大変なので、一般的には事前にふくさから取り出して渡すのが略式マナーとなっています。

香典のマナー3、香典の包み方

作法を問われるのが、香典の包み方ともいわれます。香典は正式では、お札を半紙に包んで、さらに奉書紙で包んで白黒の水引をかけます。

香典の上包みは、奉書紙を2つに折って、3等分にします。香典を入れた中包みを中央に置き、左から折ります。奉書紙の端が揃うように右も折ったら、上下を折り返して水引をかけて中央に表書きします。

香典のマナー4、お札の入れ方やお札の向き

市販の不祝儀袋は添付されている封筒を使用すればいいです。 印刷された香典袋であっても、お札の入れ方や、お札の向きを間違えないように注意しましょう。

お金はなるべくきれいなものがいいのですが、新札は避けましょう。どうしても新札しか無いと言う場合には、新札に一度折り目を付けた物を使用する様にしましょう。

また香典袋にいれるときのお金の向きに悩むことがあります。お札の向きは揃えて表を上にして袋に入れます。

お葬式の時はお札を裏返して入れるともいわれますが、お香典は死者にお供えするものですから、逆さにしなくてもお祝いと同様に入れてもかまいません。

香典の中袋の裏には住所、名前、金額を書きます。先方が香典の整理しやすいよう丁寧に書きましょう。

市販の不祝儀袋の場合も注意したいのは裏側の折り返し部分。上包みの折り返しは下向きになるように折ります。逆だと慶事用になるので気をつけます。慶びは上向き、悲しみは下向き、です。

香典のマナー5、ふくさの包み方

香典は弔事用のふくさか小さな地味な色の風呂敷に包んで持参します。 包み方は慶事とは逆です。便利な、略式のポケットふくさを利用してもよいですね。

ふくさを広げたとき「つめ」が左側になるようにして、中央に表向きに不祝儀袋を置きます。 右側の角をとって中央に折り、次に下側の角をとって中央に置きます。 上の角をとって中央に被せ、左側の中央を折ってかぶせるように包み、つめがついている場合はかけて止めます。

香典の中身を入れ忘れた場合

香典の中身を入れ忘れるなんて、絶対にあってはならないことですが、万一、通夜に出席した後に気づいた場合には、お葬式に出席して理由を話してもう一度香典を渡しましょう。

葬式も済んだあとに気づいた場合、もし会場が近いようならその日のうちに持っていくか、後日に先方に伺ってていねいにお詫びをしたうえで霊前に供えましょう。

遠方の場合には、気づいた時点ですぐにお詫びの手紙を添えて、香典を郵送するようにしましょう。

香典を辞退されたときの対応

故人や喪主の意志、また喪家の事情によって香典や供物、弔花を辞退する場合があります。

最近は家族葬が増える傾向もあって香典を辞退するケースも少なくありません。

その場合の対応は、意志に従うのがマナーです。無理に贈ってはいけません。

喪家から通夜・葬儀・告別式の通知状や新聞の死亡欄に「ご厚志お断りします」という文面があった場合は「香典、供花、供物はいっさい受け取りません」という意味です。

何も持たないで弔問し記帳だけにします。もしも香典を持参すれば予定外の香典返しが必要となってしまいます。辞退があったらその意志を尊重しましょう。

「供花、供物は辞退させていただきます」とあれば、「供花、供物にかぎっては受け取りません」という意味です。この場合は香典は持参します。

さいごに

「香典のマナー お札の入れ方や渡し方には作法を問われるルールがある!」をお伝えしました。

香典には細かいルールがあります。たとえ間違えてもその場で指摘されることはないでしょうが、あとで赤面!なんてことは避けたいものですね。その場で慌てないようようしっかりとチェックしておきましょう。

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