小学生夏休みの宿題といえば「読書感想文」ですね!
小学校低学年の場合は、感想文を書くのもあまり慣れていないので、親御さんも手助けしてあげたいと思っておられるのではないでしょうか。
手伝ってあげたいけどどのようにアドバイスしてあげればいいの?と悩まれていませんか?
具体的にどうやって書けばいいのかわからない、授業でも教えてもらった記憶がないという人もおられるのではないでしょうか。
実際にまだ低学年では授業で読書感想文の書き方は習わないそうです。本を読んで原稿用紙数枚に感想を書いていくというのは大人でも簡単とはいえませんよね。
ところが読書感想文は簡単に書けるコツというものがあります。これさえ分かっていれば我が子にもちゃんと教えることができますよ。
今回は「小学生の読書感想文の書き方!書き出しの手順やコツががわかれば簡単!」をお送りします。
読書感想文に適した本とは?
最初につまづいいてしまうのが本選びです。
親御さんは「感想文を書きやすい本」や「おすすめの本」を選ぼうとしてしまいますが、本屋で子どもに自由に選ばせてあげましょう。そして子どもが興味を持った本を選ぶのがポイントです。
読書感想文というのは本を読んで感想文を書いていくわけですから、本を選ぶコツは「最後まで読める本であること。本人が面白いと感じた本」を選ぶことです。
たとえばテレビやゲームをしたとき、楽しくて友達に教えたくなりますよね。本も同じで誰かに「これ、面白かったよ」と伝えたくなるような本が子どもにとっても感想文が書きやすいのです。
子どもが興味を持った本が感想文に適した本と言えるのです。
読書感想文の書き方の手順
感想文を書いていくには以下の手順で進みます。
1、本選び
2、本を読みながらメモを取る
3、構成(感想文の組立)を考える
読書感想文を書くためには、ただ本を読むだけではあらすじは覚えていても感動した箇所は忘れてしまうものです。
読みながら面白い箇所や感動した箇所に付箋を貼っていきます。付箋にはページ数を記入し、ノートにもページ数とどんなことに感動したのかをメモしながら読み進めていきます。
読書感想文を書く目的は、本の内容を理解してどう感じたのかまとめることができるようになることです。
親御さんも「どうして面白いと思ったの?」「自分だったらどうする?」など、本を読んで感じたことを言葉で表現できるようにサポートしてあげましょう。
本を読み終わったらいよいよ感想文の組み立てを考えていきます。
構成(読書感想文の組立)を考える
独唱感想文に苦手意識がある人は「どのように書いていけば分からない」という意見が多いのですが、実は読書感想文には定番の組立があります。
①本との出会い
読書感想文の書き出しは「本との出会い」を書きます。「誰かに勧められた」とか、「タイトルが面白そうだった」「プレゼントされた」などこの本を読むことになったきっかけを書いていきます。
「誰かに勧められた」としてもどうしてその本に自分も興味を持てたのか、というようにそこで自分の考えを書いていくといいでしょう。
②本のあらすじ
「この本は〇〇について書かれています」最初に本の内容を説明しますがあまり長くならないようにします。続けて本のあらすじを簡潔に書きます。あらすじはあまりダラダラ長くならないように全体の1~2割までを目安にして書いていきます。
③本の感想を書く
ここでメモが役立ちます。どの場面が面白かったか、登場人物のどの言葉に感動したかなど、本を読んで印象に残ったことことを書いていきます。自分や周りの人と関連付けて書いてもいいですよ。「私も同じ~したことがあります」「お母さんに~言われたことがあります」など同じような体験があれば書いていきます。
④まとめ
最後にまとめとなります。本を読んだことで得たこと、読む前とでは考えがどのように変わったのか、それをこれからどう生かしていくのかということを書いて終わります。たとえば「主人公のように頑張ります」だけでなく、具体的に何をどう頑張るのかを書きます。
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以上が小学生の読書感想文の書き方です。
読書感想文というのはあらすじを書いて感想をかけばいい、というものではありません。最初に「本との出会い」、最後に「今後どう生かしていくのか」という点をしっかり書いていくことが大事です。
書き終えたら読み直して、主語、述語が間違ってないか、誤字がないかもちゃんとチェックすることも大切です。そして家族にも読んでもらって自分の言いたいことが相手に伝えられるか判断してもらうようにしましょう。
最後に
読書感想文は苦手意識があると何から書き始めようかと構えてしまいがちですよね。本を読みながら興味を持った場面にはどんどん付箋を貼っていきましょう!そして思ったことを書き出していくことです。考えをうまく文章にできるように親御さんもぜひサポートしてあげてくださいね。
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