洗濯は毎日のことだからこそ、ちょっとした「めんどくさい」がたまっていきますよね。中でも、乾いた洗濯物をたたむ作業って、あと回しにしがち…。気づいたら山積み、見て見ぬふり、なんて日もあるかもしれません。
でも実は、たたみ方や順番、収納の工夫ひとつで、グッとラクになるんです。この記事では、「洗濯物をたたむのがしんどい…」という悩みを少しでも減らせるように、時短のコツや収納アイデア、家族との分担方法までまるっとご紹介。
洗濯物をたたむのが面倒な理由は?
洗濯は終わったけど、たたむのがなんだか気が重い…そんな気持ち、きっと誰にでもあるはず。洗濯物がたまっていくと、見るだけで疲れてしまったり、やる気がなくなったりしますよね。
まずは「なぜたたむのが面倒に感じるのか?」という部分に注目して、共感しながら気持ちを整理していきましょう。
たたむのが面倒に感じるタイミングとは
洗濯物をたたむのが面倒だと感じる瞬間、よくあるのが「洗濯物を取り込んだ直後」。干すのはまだ流れでやれるけれど、取り込んだあとに一息ついたら、もうたたむ気力が残っていない…という方は多いはず。
また、天気がよくて何回も洗濯機を回した日や、子どもの服が多くてアイテム数が多いときも、たたむ作業のボリュームが増えておっくうになります。量が多いと、「あとでやろう」と思ってつい放置してしまい、結局シワがついたり、探し物が増えたりと悪循環に。
そして、夜の家事タイムにまとめてやろうとすると、1日の疲れも相まって「今はムリ…」と感じがち。疲れているときに無理してやってもイライラしてしまい、たたみ方も雑になってしまうこともあります。
こうした“面倒なタイミング”を見つけておくと、自分に合った「たたみやすいタイミング」を見つけるヒントになります。
山積みの洗濯物がストレスになる理由
洗濯物がどんどん山積みになっていくと、目に入るたびに「やらなきゃ」とプレッシャーを感じてしまいますよね。これは「視覚的ストレス」とも呼ばれ、目に見える散らかりが脳に負担をかけている状態です。とくにリビングや脱衣所に積まれた洗濯物は、家の中の「片付いてない感じ」を増幅させてしまいます。
さらに、「今日は干す時間がないかも」「たたむの面倒だな…」と考えるうちに、どんどん後回しになり、気持ちにも罪悪感が積み重なっていくのがつらいところ。洗濯って1回で終わらず、「洗う」「干す」「取り込む」「たたむ」「しまう」と工程が多い分、途中で止まってしまうと作業が終わらない感覚になりがちです。
そんな状態が続くと、家事へのやる気もじわじわと削がれてしまうもの。洗濯物がストレスになるのは、単に「量が多い」だけでなく、終わっていない家事に追われる心理的な圧迫感が原因なんです。
たたみやすい順番にコツがある!効率的な流れを紹介
少しでもラクに、スムーズにたたみたいなら「どこから手をつけるか」が意外と大事。実は、たたむ順番をちょっと工夫するだけで、手際もよくなるし気分もラクになります。
かんたんなものから取りかかることで、途中でイヤになりにくいのもポイント。たたみやすい流れを知っておくと、気づけば洗濯物がキレイに片付いていることも!
タオル・下着など「かんたんアイテム」から始めよう
洗濯物をたたむとき、まずは時短しやすく、すぐにたためるアイテムから手をつけるのがおすすめです。たとえば、フェイスタオルや下着、靴下などは形が整いやすく、小さめなのでサクサク進みます。
こうした「かんたんアイテム」を先に片づけることで、作業のリズムができて気持ちも乗りやすくなります。一気に難しいシャツやズボンに取りかかるより、効率的に進められるため、疲れも感じにくいです。
また、洗濯物が多い日でも、たたみやすい順番を決めておくと迷わずにスムーズ。毎回決まったルールで作業すると、自然と時短につながり、洗濯のストレスを軽減できます。
くしゃくしゃになりやすい衣類は後回しがラク
シャツやブラウスなどのシワになりやすい衣類は、丁寧にたたむ必要があるため、最後に回してゆっくり時間をかけるのがポイントです。急いでパパッとたたもうとすると、シワが増えてしまいがち。
たたみ方に注意が必要な服は、気持ちに余裕があるタイミングでゆったり仕上げると、キレイに収納しやすくなります。逆に無理に早く仕上げようとすると、ストレスがたまるだけでなく、服の痛みの原因にも。
「シワがつきやすい衣類を後回しにする」順番を決めておくことで、作業全体の効率が上がり、仕上がりも満足度アップ。これが洗濯物たたみの大きなコツのひとつです。
たたむスペースの確保も大事なポイント
どんなに上手にたたんでも、作業スペースが狭いと効率が落ちてストレスが増す原因になります。たたみやすい環境づくりは、時短と快適さに直結。
たたむ場所はあらかじめ確保しておくのがベスト。テーブルやソファの上、あるいは広めの床スペースなど、自分が動きやすく楽な場所を選びましょう。スペースが十分にあると、洗濯物を広げたり折りたたんだりがスムーズにできます。
こまめにたたむ習慣をつけることも大切。スペースに余裕があると、たたんだ後の収納もスムーズになり、家事全体の効率化につながりますよ。
アイテム別・洗濯物のたたみ方のコツ
タオル、Tシャツ、子ども服など、アイテムによってたたみやすさってけっこう違いますよね。なんとなく自己流でやっていると、形がバラバラだったり、引き出しの中がごちゃついたり…。
そんなときは、ちょっとしたたたみ方のコツを知っておくと便利です。見た目もスッキリ、収納もしやすくなるので、毎日の家事がちょっと快適に。
フェイスタオル・バスタオルのたたみ方
タオル類は毎日のように使うアイテムなので、たたみ方を一定にすることで収納もすっきりします。フェイスタオルは縦に三つ折り→横に二つ折りが定番。立てて収納できるサイズにするのがポイントです。
バスタオルは大きさがあるので、幅を統一してからコンパクトに畳むのがコツ。収納ボックスや棚に合わせたサイズ感を意識すると、見た目もスッキリ整い、出し入れもラクになります。
特にかさばりがちなバスタオルは、立てて並べられる「縦収納」がおすすめ。湿気もこもりにくく、衛生的です。
Tシャツ・トップス類を時短でキレイにたたむ
Tシャツはシワになりにくく、取り出しやすいたたみ方が理想。よく使われているのが「両袖を内側に折る → 縦に三つ折り → 横半分に折る」という手順です。幅をそろえるだけで、見た目が整う&収納しやすくなります。
もっと時短したい人は、たたみ用プレートを活用するのもおすすめ。サイズが揃うだけでなく、家族みんなでたたみやすくなるのもメリットです。
トップス類は素材によってたたみ方を変えるのもポイント。シワがつきやすい素材は、あえてハンガーにかけて収納するのもアリです。
子ども服や小物類をコンパクトにまとめるには?
小さなサイズが多い子ども服や靴下・下着などの小物類は、仕切り付きの収納ケースが大活躍。たたんだあとに立てて収納することで、どこに何があるか一目でわかるようになります。
子ども服は素材が柔らかくて畳みにくいこともあるので、ざっくりと四角く整えるくらいでOK。あまり完璧を目指さず、「見やすさ」と「取り出しやすさ」を重視しましょう。
靴下やハンカチなどは丸めて収納できる小さなスペースを活用すれば、探す手間も減ってストレスフリーになります。
たたんだあとの収納術でさらに時短&快適!
せっかくたたんだ洗濯物、しまうときにごちゃっとならないようにしたいですよね。収納方法をちょっと工夫するだけで、取り出すときもラクになるし、見た目のスッキリ感もアップ!
「立てる・積む」の使い分けや、家族ごとのルールを決めておくと、あとあとが本当にラクになりますよ。たたまない派にも使えるアイデアも合わせてご紹介!
立てて収納?積んで収納?おすすめの方法と使い分け
たたんだ洗濯物を収納するとき、「立てて並べる派? それとも積み重ねる派?」と迷う方も多いですよね。それぞれにメリットがあるので、アイテムの種類や収納場所に合わせて使い分けるのがコツです。
たとえば、Tシャツやフェイスタオルなど、同じ形でたたみやすい衣類は“立てる収納”がおすすめ。引き出しや収納ボックスに立てて入れれば、中身が一目でわかってサッと取り出せるので、朝の支度も時短になります。くずれにくいように「面を揃えてたたむ」こともポイント。
一方、ニットやトレーナーなど厚みのある服は“積み重ね収納”がぴったり。棚に置くときは、使用頻度の高いものを上、季節外のものは下にするだけでも出し入れのストレスが減ります。
どちらの収納方法でも共通するのは、「サイズを揃える」「入れる順番を決める」ことで見た目も使い勝手もUPするということ。自分の暮らしに合うスタイルを見つけてみてくださいね。
家族ごと・カテゴリごとの「置き場所ルール」を作ろう
洗濯物をたたんだあとの「しまう作業」がスムーズにいかないと、結局どこかでプチストレスになりますよね。それを防ぐには、家族ごとやアイテム別に“定位置”を決める「置き場所ルール」を作っておくのがポイントです。
たとえば子ども用のTシャツや下着類は「引き出しの左側」、パパの靴下は「ベッド横のケース」など、誰の何をどこに収納するかをあらかじめ決めておくと、しまう手間も迷いも減って時短になります。さらに、「これは〇〇さんの引き出しに入れておこう」と家族の誰がやっても分かる状態にしておけば、片づけの分担もしやすくなるというメリットも。
また、カテゴリごとのルールとして「ハンカチは玄関収納」「フェイスタオルは脱衣所の棚」「パジャマは寝室のカゴ」といったように、使用頻度や使う場所ごとにまとめておくと生活動線もスムーズです。
慣れてきたら、子どもが自分で片づけられる収納方法を考えるのもおすすめ。ラベルをつけたり、ざっくり分類のボックスを使ったりすることで、楽しくお手伝いしてもらえる可能性も広がります。
たたまない選択もアリ?ハンガー収納・丸ごと収納アイデア
洗濯物=たたむ、という固定観念をゆるめてみると、家事の負担がぐっと減ることも。たとえばTシャツやシャツ類は「干したハンガーのままクローゼットへ」が一番ラク。シワも防げて、アイロンいらずになることもあります。
また、タオルやパジャマ、子どもの保育園セットなどは、ざっくりまとめて「かご収納」や「引き出しに丸ごと入れる」スタイルでもOK。用途ごとにまとめておくことで、出し入れも迷わずスムーズです。
忙しい日々の中で、あえて「たたまない」工夫を取り入れるのは、立派な時短術。無理なく続けられる形を見つけて、心のゆとりも増やしていきましょう。
洗濯物をためないためのコツと暮らしの習慣
たたむのが面倒だからこそ、ためずにこまめに片付けたい。でも忙しい日々のなかで、いつの間にか洗濯物が山盛り…ということも多いですよね。
そんなときは、習慣にしてしまうのがいちばんの近道。ルーティン化や家族との分担、たたまなくても使えるグッズを上手に活用すれば、洗濯物との向き合い方がぐっとラクになります。
洗濯物をたたむ時間帯を「ルーティン化」する
洗濯物がつい山になってしまう…という人は、「いつたたむか」を決めておくのがおすすめ。毎日決まった時間にたたむことで、習慣になりやすくなります。
たとえば、夕食後のテレビを見ながらたたむ。朝の身支度の前に1カゴだけ済ませる。こんなふうに、ほかの行動とセットにするのがコツです。「ながら」でも「ついで」でもOK。毎日少しずつでも進めていくことで、洗濯物がたまらなくなります。
逆に、「空いた時間にやろう」と思うと、後回しになりがち。リズムを決めるだけで、気分もラクになりますよ。まずは自分に合ったタイミングを見つけて、無理のないルーティンを作ってみましょう。
家族にも分担してもらうアイデア
洗濯物を一人で全部たたむのは大変。家族にも少しずつ分担してもらえると、グッとラクになります。たとえば、自分の服は自分でたたむルールを作るのも一つの方法。小学生くらいなら、簡単なたたみ方を教えればじゅうぶん戦力になります。
ほかにも、「靴下をペアにして渡す係」や「ハンガーから外す係」など、年齢に合わせたお手伝いをお願いしてみましょう。
大事なのは、「やってもらって助かった!」という感謝をちゃんと伝えること。お礼やちょっとしたごほうびがあれば、やる気も続きやすいです。
洗濯物は“家族みんなのもの”。少しずつシェアすることで、暮らしの余裕も生まれます。
たたまずそのまま使える収納グッズも活用!
「たたむのが面倒」「すぐ使うからたたむ意味がない」――そんな場合は、たたまない収納でOK!たとえば、深さのあるカゴやボックスに“入れるだけ”の収納なら、動作も最小限。タオルやパジャマ、部屋着など、シワが気にならないアイテムにおすすめです。
そのほか、引き出し内を仕切るアイテムや、ラベル付きの仕分け袋も便利。衣類の種類や使用者ごとに入れ分けておけば、見た目もスッキリして取り出しやすくなります。
「毎日たたむのがしんどい」と感じたら、無理してきれいに整える必要はありません。使いやすさを優先した収納法で、ストレスをぐっと減らしましょう。
まとめ
洗濯物をたたむのって、ただの家事のひとつ…と思いきや、意外と暮らし全体の快適さに影響するもの。やり方を見直すだけで、ストレスが減ったり、自分の時間が増えたりと、いいことがたくさんあります。
ポイントは、無理なくできる工夫を少しずつ取り入れること。そして、頑張りすぎずに「たたまない選択肢」も時にはアリ。自分や家族の生活スタイルに合ったやり方を見つけて、洗濯のストレスをゆるっと手放していきましょう。