十五夜のお月見をしようと思ったとき、「月見団子は何個お供えするの?」と迷ったことはありませんか?
十五夜では15個の月見団子をお供えするのが代表的な習わしです。一方で、地域や家庭によって数や形が異なることもあり、必ず15個と決まっているわけではありません。
また、十三夜では13個とする考え方もあります。
この記事では、十五夜の月見団子が15個とされる理由や並べ方、地域による違い、十三夜との違いなど、お月見を楽しむときに知っておきたいポイントをわかりやすくご紹介します。
月見団子は何個お供えする?
十五夜のお月見では、15個の月見団子をお供えするのが代表的な習わしです。
「十五夜だから15個」と考えると覚えやすいですね。
十五夜は、旧暦8月15日の夜に月を眺める行事です。秋の収穫に感謝しながら月を楽しむ風習とともに、月見団子もお供えされるようになりました。
ただし、月見団子の数は全国で完全に統一されているわけではありません。地域や家庭によって異なる場合もあるため、15個にこだわらずお月見を楽しむこともできます。
大切なのは、決められた数をきっちりそろえることだけではありません。
昔からの習わしを知ったうえで、用意できる数のお団子を飾ったり、家族で手作りしたりと、自分たちの暮らしに合った形でお月見を楽しむのもいいですね。
月見団子を15個お供えする理由とは?
では、なぜ十五夜には15個の月見団子をお供えするのでしょうか。
一番わかりやすいのは、「十五夜」という名前にちなんで15個にするという考え方です。
十五夜は旧暦8月15日の夜を指すため、「十五夜だから15個」という形で、行事の日付と団子の数が結びついています。
ただ、月見団子の意味は「15個にそろえること」だけではありません。
丸い団子は満月を思わせる形でもあり、秋の収穫に感謝しながら月を眺める十五夜の風習にもよく合っています。
十五夜の「15」にちなんで15個
十五夜の月見団子を15個にするのは、十五夜の「15」という数字にちなんだものです。
旧暦8月15日の夜に行われることから、「十五夜には15個」と考えると分かりやすいでしょう。
昔のお月見は、単に満月を眺めるだけの行事ではありませんでした。
秋は農作物の収穫を迎える季節でもあり、月を眺めながら収穫への感謝や豊作への願いを表す行事として親しまれてきました。
月見団子も、こうした十五夜の風習の中でお供えされるもののひとつです。
15個という数には、十五夜という行事の名前をそのまま表す分かりやすさがあります。昔ながらの風習を知ると、月見団子を並べる時間も少し楽しく感じられますね。
満月を思わせる丸い月見団子
月見団子は、満月を思わせる丸い形がよく知られています。
十五夜には、秋の美しい月を眺めながら、収穫への感謝やこれからの豊作を願う風習があります。そこに丸い団子をお供えすることで、お月見らしい風景ができあがります。
また、十五夜は「芋名月」とも呼ばれ、里芋など秋に収穫される芋類をお供えする風習もあります。
月見団子の丸い形についても、満月を思わせる形として考えられる一方、秋の実りとの関わりから捉えられることがあります。
月見団子は白くて丸いものがよく知られていますが、地域によって形や味付けが異なることもあります。
同じ「月見団子」でも土地によって違いがあるところは、昔から続く季節の行事ならではの面白さですね。
月見団子は15個じゃないとダメ?十三夜は13個?
「十五夜だから15個」と聞くと、15個用意しなければならないように感じるかもしれません。
でも、月見団子の数にはいくつかの考え方があり、地域や家庭、行事によって違いがあります。
十五夜は15個、十三夜は13個
十五夜では15個、十三夜では13個の月見団子をお供えするという考え方があります。
「十五夜=15個」「十三夜=13個」と覚えておくと分かりやすいですね。
ただし、これはあくまで代表的な考え方のひとつです。地域によっては異なる数でお供えする場合もあります。
十三夜については、栗や豆など秋の収穫物をお供えする風習や、十五夜との違いなどもあります。
▶ 十三夜とは?意味や由来、お供えや十五夜との違いを楽しむ秋の月
13個には「閏月」にまつわる考え方も
月見団子の数については、旧暦の閏月に関係する別の考え方もあります。
旧暦では、季節と暦を合わせるために閏月が入ることがあり、1年が13か月になる場合がありました。
そのため、1年の満月の数に合わせて12個をお供えし、閏月がある年には13個とする考え方もあります。
ここで注意したいのは、十三夜に13個をお供えする考え方と、閏月によって13個にする考え方は、同じものとは限らないということです。
月見団子の数には、このようにいくつかの考え方があります。
15個用意できなくても大丈夫
昔ながらの数を知っておくことは、お月見を楽しむうえで面白いものです。
でも、「15個用意できなかったから、お月見ができない」ということではありません。
家族の人数に合わせて食べやすい数にしたり、少ない数を小さなお皿に盛ったりしても大丈夫です。
大切なのは、決められた数を完璧にそろえることだけではなく、月を眺めたり、秋の味覚を楽しんだりしながら季節を感じること。
昔ながらの習わしを知ったうえで、自分の暮らしに取り入れやすい形で楽しんでみましょう。
月見団子の並べ方は?
15個の月見団子を用意したら、次に気になるのが「どうやって並べるの?」ということですよね。
代表的な方法では、3段に分けて積み上げます。形を整えて盛り付けると、見た目にもお月見らしい雰囲気になります。
15個の月見団子はどう並べる?
15個の場合は、
- 一番下に9個
- その上に4個
- 一番上に2個
という形で、合計15個にします。
まず一番下の段に9個を並べ、その上に4個、最後に2個を重ねます。下の段を安定させるように並べると、団子をきれいに積み上げやすくなります。
13個の場合は、9個と4個の2段にする並べ方があります。
ただし、団子の大きさや器によっては積みにくいこともあります。
「何段にしなければいけない」と細かく考えすぎず、器の大きさや団子のサイズに合わせて、無理なく安定するように盛り付けるとよいでしょう。
お供え用の器がないときはどうする?
昔ながらのお月見では、三方などのお供え用の器を使うことがあります。
ただ、家庭で気軽にお月見を楽しむなら、専用の器を新しく用意しなくても大丈夫です。きれいなお皿や少し高さのある器など、家にあるものを使って月見団子を盛り付けてみましょう。
白い器なら月見団子の色が映えますし、木製の器などを使えば、素朴で秋らしい雰囲気になります。
ススキや秋の植物を添えるだけでも、いつものテーブルが季節のお月見らしい飾りになります。
お月見のためだけに専用の器を買うのはちょっと……という場合は、普段使いできる和食器を選ぶのもおすすめです。
月見団子だけでなく、お菓子や副菜などにも使える器なら、季節の行事が終わったあとも活躍します。
月見団子はどこにお供えする?
月見団子は、月を眺めやすく、落ち着いてお供えできる場所に置くとよいでしょう。
昔のお月見では、月が見える縁側などにお供えすることもありました。
現在の住宅では、必ずしも月が見える場所に縁側があるとは限りません。窓辺やテーブルなど、家の中でお月見を楽しみやすい場所を選べば大丈夫です。
お供えする場所を決めたら、団子を載せる器や台の周りも軽く整えておくと、すっきりとした印象になります。
月が見える窓の近くに置けなくても、気にしすぎる必要はありません。お月見を楽しみやすい場所に団子を飾り、夜になったら月を眺めるという楽しみ方でも十分です。
ススキなどの秋の植物を一緒に飾ると、よりお月見らしい雰囲気になります。
ただ、「ススキを飾りたいけれど手に入らない」ということもありますよね。そんなときは、身近な植物を使ってお月見の飾りを楽しむ方法もあります。
月見団子は手作りしても楽しめる?
月見団子は、お店で購入するだけでなく、家庭で手作りするのも楽しいものです。
材料をそろえて家族で丸めれば、お月見の準備そのものが季節の行事になります。
白くて丸い団子を基本にしながら、食べるときにきな粉やあんこを添えるなど、好みの食べ方で楽しむのもいいですね。
団子を作るところから家族で楽しめば、子どもにとっても「十五夜には月を見る」という季節の思い出になりそうです。
「今年は月見団子を作ってみようかな」という方は、こちらの記事も参考にしてください。
▶ 簡単!月見だんごの作り方|十五夜のお月見の時期と運気アップの楽しみ方
お供えした月見団子は食べてもいい?
お月見が終わると、「お供えした月見団子はどうするの?」と気になることもありますよね。
お供えした月見団子は、下げたあとにいただくことができます。
昔からの行事では、お供えして終わりではなく、下げたものを家族でいただくこともありました。
月を眺めながらお供えした団子を、今度は家族で味わう。そんなふうに、お供えから食べるところまでをお月見の楽しみとして考えることもできます。
ただし、長時間室温に置いたものや、手作りで保存状態が気になるものは、無理に食べないようにしましょう。
せっかく用意した月見団子ですから、月を眺めたあとにおいしく味わうところまで楽しみたいですね。
まとめ|月見団子の数にこだわりすぎず、お月見を楽しもう
十五夜の月見団子は、15個をお供えするのが代表的な習わしです。
一方で、地域や家庭によって数が異なる場合もあり、十三夜には13個をお供えするという考え方もあります。
15個の場合は9個・4個・2個の3段に積み上げる方法がよく知られていますが、器や団子の大きさに合わせて、無理なく盛り付けても大丈夫です。
月見団子をお供えする場所も、必ずしも決まった場所でなければいけないわけではありません。
月が見える窓辺やテーブルなど、自分の家でお月見を楽しみやすい場所に飾ってみましょう。
月見団子を用意して、秋の月を眺める。
ススキを飾ったり、家族で団子を味わったりしながら、昔ながらのお月見を今の暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。
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