母の日が近づくと、「どんな花を贈ればいいの?」「カーネーションじゃないとダメ?」と迷う方も多いのではないでしょうか。毎年のことだからこそ、何となく選ぶのではなく、きちんと意味を知って選びたいものです。
母の日に贈る花には、それぞれ理由や花言葉があります。色の違いによって印象も変わるため、ちょっとした知識があるだけで失敗を防ぐことができます。
この記事では、母の日の花の選び方から定番の種類、花言葉、注意点まで分かりやすく解説します。今年は、自信を持って「ありがとう」を届けましょう。
母の日の花選びで大切な考え方

母の日の花を選ぶとき、まず大切にしたいのは「何を贈るか」よりも「どんな気持ちを伝えたいか」です。定番の花を選ぶにしても、少し違う種類を選ぶにしても、軸になるのは感謝の気持ちです。ここでは、迷ったときにぶれないための考え方を整理します。
母の日は「感謝」を伝える日
母の日は、普段はなかなか口にできない「ありがとう」を形にして伝える特別な日です。花を贈るという行為は、単なるプレゼントではなく、感謝や尊敬の気持ちを象徴的に表す方法のひとつです。
だからこそ、値段や豪華さだけで選ぶのではなく、「どんな気持ちを届けたいのか」を最初に考えることが大切になります。母の日にカーネーションが選ばれてきたのも、母への愛情を表す花として広く知られているからです。
形式や流行に流されすぎず、「感謝を伝える日」という原点を意識するだけで、花選びの軸がぶれにくくなります。見た目の華やかさよりも、気持ちが込められているかどうか。それが母の日の花選びで最も大切なポイントです。
定番の花が選ばれ続ける理由
母の日といえばカーネーションというイメージは、多くの人の中に自然と定着しています。定番の花が長年選ばれ続けているのには、きちんとした理由があります。
まず、母の日の象徴として広く知られているため、贈る側も受け取る側も安心感があること。そして、色の種類が豊富で、花言葉も「感謝」「温かい心」など、母の日にふさわしい意味を持つものが多いことです。また、日持ちしやすく扱いやすいという実用面のメリットもあります。
流行の花を選ぶのも素敵ですが、迷ったときに定番を選ぶのは決して消極的な選択ではありません。多くの人に支持されてきた背景には、贈り物としてのバランスの良さがあるのです。
迷ったらどう考えればいい?
いろいろ調べるうちに、「結局どれが正解なのか分からない」と感じることもあるでしょう。そんなときは、完璧な答えを探すのではなく、お母さんの好みや生活スタイルを思い浮かべてみてください。
好きな色は何か、家に飾るスペースはあるか、花の手入れは得意かどうか。こうした具体的な視点で考えると、自然と選択肢が絞られてきます。また、花束にするのか鉢植えにするのかでも印象は変わります。
長く楽しんでほしいなら鉢植え、気軽に飾れる華やかさを重視するなら花束という考え方もあります。大切なのは、「これなら喜んでくれそう」と自分が納得できること。その気持ちがあれば、きっと思いは伝わります。
母の日に選ばれる定番の花
母の日には毎年多くの花が贈られますが、その中でも特に選ばれやすい定番の花があります。なぜその花が人気なのか、どんな特徴があるのかを知っておくと、選ぶときの安心感が違います。ここでは代表的な花と、その選ばれる理由を分かりやすく解説します。
カーネーションが定番の理由
母の日といえばカーネーションが定番とされています。その理由は、母の日の起源に関係しています。母の日を広めたアンナ・ジャービスが、亡き母をしのんで白いカーネーションを配ったことが始まりとされ、そこから母への愛情を象徴する花として広まりました。
現在では赤やピンクのカーネーションが主流になり、「感謝」「母への愛」など前向きな花言葉も母の日にふさわしいとされています。また、比較的日持ちがよく、色の種類も豊富で、価格帯も選びやすいという実用面のメリットもあります。
歴史的な背景と実用性の両方を兼ね備えていることが、カーネーションが定番であり続ける大きな理由です。
バラ・アジサイなど人気の花
近年はカーネーション以外の花を選ぶ人も増えています。たとえばバラは「愛」や「感謝」といった意味を持ち、華やかさがあり特別感を演出できます。ピンクやオレンジ系のバラはやわらかい印象で、母の日にもよく選ばれています。
また、アジサイはボリュームがあり、鉢植えとして長く楽しめることから人気が高まっています。特にガーデニングが好きなお母さんには喜ばれやすい花です。
ただし、花によってはトゲがあったり、手入れが必要だったりする場合もあるため、見た目だけでなく扱いやすさも考慮することが大切です。定番にこだわらず、相手の好みに合わせて選ぶのも素敵な選択です。
花束と鉢植えの違い
母の日の花を選ぶ際に意外と迷うのが、花束にするか鉢植えにするかという点です。花束はそのまま渡せて華やかさがあり、特別な日の贈り物としての雰囲気があります。飾る期間は比較的短めですが、気軽に楽しんでもらえるのが魅力です。
一方、鉢植えは長く育てられるため、花が好きな方やガーデニングを楽しんでいる方には向いています。ただし、水やりや置き場所などの管理が必要になるため、相手の生活スタイルを考慮することが重要です。
「長く楽しんでほしいか」「手間をかけさせたくないか」という視点で考えると、自分なりの答えが見えてきます。
母の日以外のお祝いで花を贈る機会もあります。お祝い全般での花の選び方を知りたい方は
▶ お祝いに贈る花の種類と選び方はこちら
カーネーションの花言葉と色の意味
母の日の象徴ともいえるカーネーションは、色によって花言葉や印象が変わります。何気なく選んでしまいがちですが、色の意味を知っておくと、より気持ちを込めて贈ることができます。ここでは代表的な色の意味と、選ぶときの注意点をまとめます。
赤・ピンクの意味
母の日にもっとも多く選ばれているのが、赤やピンクのカーネーションです。赤いカーネーションには「母への愛」「深い愛情」「感謝」といった意味があり、母の日の趣旨にぴったり合っています。そのため、色に迷った場合は赤を選べば大きく外すことはありません。
ピンクのカーネーションには「感謝」「温かい心」「上品」といった意味があり、やわらかく優しい印象を与えます。可愛らしい雰囲気が好きなお母さんには、ピンクも人気です。
どちらの色も前向きな花言葉を持ち、母の日の贈り物として安心して選べる色といえます。色の意味を知ったうえで選ぶと、より気持ちを込めやすくなります。
白は避けたほうがいい?
白いカーネーションは、母の日の起源において重要な意味を持っていますが、現在の日本では少し注意が必要な色とされています。白には「尊敬」や「純粋な愛」という前向きな意味もありますが、一方で亡くなった母をしのぶ花として使われることもあり、贈る相手によっては誤解を招く可能性があります。
そのため、特別な意図がない場合は赤やピンクを選ぶほうが無難です。ただし、白が好きなお母さんであれば問題になるとは限りません。大切なのは、花言葉だけに縛られすぎず、相手の価値観や好みを考えることです。不安な場合は、白単色ではなく他の色と組み合わせるという方法もあります。
色選びで気をつけたいこと
カーネーションは色のバリエーションが豊富で、紫やオレンジ、複色タイプなどさまざまな種類があります。しかし、色によって印象は大きく変わるため、見た目の華やかさだけで選ばないことが大切です。
たとえば、あまりにも濃い色や暗い色は、場合によっては重たい印象を与えることもあります。また、インテリアとの相性も意外と重要です。飾る場所の雰囲気に合わないと、せっかくの花も魅力が半減してしまいます。
迷ったときは、明るくやわらかい色合いを基準に考えると失敗しにくくなります。色の意味を参考にしつつ、最終的には「似合いそうかどうか」で判断するのが自然な選び方です。
色の意味は母の日だけでなく、さまざまなお祝いで大切にされています。
贈り物全般のマナーや避けたい品については
▶ 贈り物マナーとタブーはこちら
母の日の花選びで失敗しないポイント
せっかく贈るなら、できるだけ失敗は避けたいものです。予算の目安や配送のタイミング、メッセージカードの工夫など、ちょっとしたポイントを知っているだけで満足度は大きく変わります。ここでは実際に役立つ具体的なコツを紹介します。
予算の目安はどれくらい?
母の日に贈る花の予算は、一般的に3,000円〜5,000円程度がもっとも選ばれている価格帯です。この範囲であれば、見た目の華やかさもあり、贈り物として十分な満足感があります。
もちろん無理をする必要はありませんが、あまりに高額すぎると「お返しをしなければ」と相手に気を遣わせてしまうこともあります。一方で、極端に安価なものだとボリュームが足りず、少し物足りない印象になることもあります。
大切なのは金額そのものではなく、「自分のために選んでくれた」と感じてもらえることです。花の種類や色に気を配り、ラッピングやカードを丁寧に選ぶだけでも、価格以上の価値が生まれます。
配送・タイミングの注意点
母の日は5月の第2日曜日と決まっているため、毎年注文が集中します。特にネット注文では、直前になると希望日時が選べなくなることも珍しくありません。そのため、できれば1〜2週間前には手配しておくと安心です。
また、生花は気温の影響を受けやすく、暑い日は傷みやすくなります。届いたあとに長く楽しんでもらうためにも、直射日光やエアコンの風が当たらない場所に置いてもらえるよう一言添えると親切です。
当日に届かなかったとしても、前後数日であれば失礼にはなりません。大切なのは日にちよりも気持ちだと考えると、過度に心配する必要はありません。
メッセージカードの一言例
花にメッセージカードを添えるだけで、贈り物の印象は大きく変わります。高価な花でなくても、言葉があるだけで気持ちはしっかり伝わります。「いつもありがとう」「これからも元気でいてね」「感謝しています」など、短い一文で十分です。
普段は照れくさくて言えない言葉こそ、母の日に伝える意味があります。形式ばった文章を書く必要はありません。自分の言葉で素直に書くことが何より大切です。たとえ数行でも、手書きであればより温かみが伝わります。
花は目で楽しむ贈り物ですが、言葉は心に残る贈り物です。その両方がそろうことで、母の日のプレゼントはより特別なものになります。
母の日の起源と由来
母の日はどのように始まり、なぜカーネーションが象徴になったのでしょうか。背景を知ることで、毎年の贈り物がより意味のあるものになります。最後に、母の日の歴史と由来を簡潔に整理します。
母の日はいつ始まった?
母の日はアメリカで始まった記念日です。1900年代初め、アンナ・ジャービスという女性が、亡くなった母をしのぶために教会で白いカーネーションを配ったことがきっかけとされています。彼女の活動が広まり、1914年にはアメリカで正式な祝日として制定されました。
その後、日本にも伝わり、現在では5月の第2日曜日に祝う形が定着しています。もともとは亡き母を思う日として始まりましたが、時代とともに「健在のお母さんに感謝を伝える日」へと意味が広がりました。こうした背景を知ると、母の日に花を贈る文化が自然に受け継がれてきたことが分かります。
なぜカーネーションなの?
母の日にカーネーションが選ばれる理由は、起源と深く関係しています。アンナ・ジャービスが母を追悼する際に白いカーネーションを使ったことから、この花が象徴となりました。当時、白は亡き母への敬意を表す色とされ、生きている母には赤いカーネーションを贈るという習慣が広まったといわれています。
現在では色に厳密な区別はなくなり、赤やピンクが主流になっていますが、カーネーションが母の日の花として根付いた背景にはこうした歴史があります。由来を知ることで、ただの習慣ではなく、意味のある贈り物であることが理解できます。
さいごに
母の日の花選びで大切なのは、豪華さや流行ではなく「感謝の気持ちが伝わるかどうか」です。定番のカーネーションには歴史的な背景があり、赤やピンクは安心して選べる色といえます。一方で、バラやアジサイなど、相手の好みに合わせた選び方も素敵な方法です。
予算は無理のない範囲で、メッセージカードを添えることで気持ちはより伝わります。花言葉や由来を知っておくと、贈る側も納得して選ぶことができます。
迷ったときは「喜んでくれる顔を想像できるかどうか」を基準にすれば大丈夫です。今年の母の日は、あなたらしい花選びで感謝を届けてみてください。
▼関連記事
母の日以外にも、お祝いごとによって花の選び方は変わります。
▶ 開店祝いの花の選び方はこちら




