パンプスを履くと足が痛くなり、「長時間履けない」「外出がつらい」と感じたことはありませんか。見た目は気に入っているのに、痛みのせいで履かなくなってしまうパンプスは意外と多いものです。
パンプスの痛みは、サイズや形だけでなく、選び方や履き方、日々のケアが大きく関係しています。この記事では、パンプスで足が痛くなる原因から、失敗しない選び方、快適に履くための工夫までをわかりやすく解説します。足に合ったパンプス選びで、毎日の外出をもっと快適にしましょう。
パンプスを履くと足が痛くなる主な原因

パンプスを履いたときの足の痛みには、はっきりとした原因があります。サイズや形、素材が足に合っていないと、短時間でも痛みが出やすくなります。まずは、パンプスで足が痛くなる基本的な理由を知り、自分に当てはまる原因を確認しましょう。
サイズが合っていない
パンプスを履くと足が痛くなる原因として、最も多いのがサイズが合っていないことです。「普段は〇cmだから」と決めつけて選んでしまうと、実際の足の大きさや幅に合わないことがあります。
足のサイズは左右で微妙に違ったり、夕方になるとむくんで大きくなったりします。特にパンプスはスニーカーと違って余裕が少ないため、少しのズレでも痛みにつながりやすいです。
きついパンプスは指先を圧迫し、逆に大きすぎると足が前に滑ってしまい、指やかかとに負担がかかります。サイズ選びでは、長さだけでなく、幅や甲の高さも意識することが大切です。
つま先やかかとの形が合わない
サイズが合っていても、つま先やかかとの形が足に合っていないと痛みが出やすくなります。先が細いパンプスは見た目がきれいですが、指が重なり合って圧迫されやすく、長時間履くと痛くなりがちです。
また、かかとのカーブが合っていないと、靴擦れが起きやすくなります。特に新品のパンプスは素材が硬く、足になじんでいないため注意が必要です。
足の形には個人差があり、指が長い人、幅が広い人などさまざまです。自分の足の形を知り、それに合ったつま先やかかとの形を選ぶことで、痛みはかなり軽減できます。
素材が硬く足になじまない
パンプスの素材も、足の痛みに大きく関係しています。合成皮革や硬い革素材は、型崩れしにくい反面、足になじむまで時間がかかります。そのため、履き始めは特に痛みを感じやすくなります。
一方で、柔らかい革やクッション性のある素材は、足の動きに合わせてなじみやすく、負担が少ない傾向があります。ただし、素材が柔らかくても、蒸れやすいものは注意が必要です。
蒸れは不快感だけでなく、足の臭いや靴のトラブルにつながることもあります。見た目だけでなく、素材の特徴を理解して選ぶことが、快適にパンプスを履くための大切なポイントです。
パンプス選びで失敗しやすいポイント
パンプスは選び方を間違えると、履くたびにストレスを感じる靴になります。見た目やイメージだけで選んでしまうと、足に合わず後悔することも少なくありません。ここでは、多くの人がやりがちな失敗例を紹介します。
デザインだけで選んでしまう
パンプス選びでよくある失敗が、見た目のデザインだけで選んでしまうことです。お店で見たときに「かわいい」「きれい」と感じても、実際に履いて歩くと足に合わず、痛みが出ることがあります。
特に先が細いデザインやヒールが高いパンプスは、足への負担が大きくなりやすいです。見た目を重視しすぎると、サイズ感や素材の硬さ、クッション性などを見落としてしまいがちです。
パンプスは履いている時間が長くなることも多いため、デザインと同じくらい「履き心地」を大切にする必要があります。無理に我慢して履き続けると、足の痛みだけでなく、靴自体の劣化を早めてしまうこともあります。
試着時間が短い
試着をサッと済ませてしまうことも、パンプス選びの失敗につながります。店内で少し履いただけでは、本当に足に合っているかは判断しにくいものです。
パンプスは、立った状態だけでなく、実際に数歩歩いてみることでフィット感がわかります。また、足は時間帯によって大きさが変わります。特に夕方以降はむくみやすく、朝に試着したときよりきつく感じることがあります。
可能であれば、少し時間をかけて履いてみたり、夕方に試着したりするのがおすすめです。短時間の試着で決めてしまうと、後から「やっぱり痛い」と感じやすくなります。
ヒールの高さだけを気にする
パンプスを選ぶとき、ヒールの高さだけを基準にしてしまう人も多いです。「低いヒールなら痛くならない」「高いヒールは必ず疲れる」と思いがちですが、実際はそれだけでは判断できません。
ヒールの高さよりも、ヒールの太さや位置、靴全体のバランスが重要です。例えば、ヒールが低くても靴の形が合っていなければ痛くなりますし、適度な太さと安定感のあるヒールなら、高さがあっても比較的楽に履ける場合もあります。
ヒールの高さだけに注目せず、足裏全体で体重を支えられるかどうかを意識して選ぶことが大切です。
足が痛くなりにくいパンプスの選び方

足の痛みを防ぐためには、正しい選び方を知ることが大切です。サイズの測り方や足の形に合った靴選び、素材や中敷きのチェックポイントを押さえることで、履き心地は大きく変わります。失敗しないための具体的なポイントを解説します。
正しいサイズの測り方
足が痛くなりにくいパンプスを選ぶためには、まず自分の足のサイズを正しく知ることが大切です。普段履いているサイズだけを基準にするのではなく、足の長さだけでなく、幅や甲の高さも意識しましょう。
足のサイズは左右で微妙に違うことが多く、大きいほうの足に合わせて選ぶのが基本です。また、足は夕方になるとむくみやすいため、可能であれば夕方以降にサイズを測るのがおすすめです。
パンプスは少しのズレでも痛みにつながりやすい靴なので、「ぴったりすぎる」サイズは避け、指が自然に動かせる余裕があるかを確認しましょう。サイズ選びを丁寧に行うだけで、履き心地は大きく変わります。

赤ラインがサイズ(足長)です。
一番長い足指の先端から足のかかとまでの長さです。靴表示は23.0㎝、23.5㎝などで表しますが、一般には靴表示が23.0㎝の場合は身足実寸が225~230です。
サイズの測り方
壁にかかとを付けてかかとから一番長い足指の先までを測りますが、足の下に定規を敷けば一人でも簡単に測ることができます。
黒ラインがワイズ(足囲)です。
親指の付け根から小指の付け根部分をグルリと一周した長さです。3E、4Eと寸法が増えると数字の表記が増えていきます。
ワイズの測り方
しゃがみこんでから測ります。締め付けないようにメジャーを使い付け根の一番出ている部分をグルっと一周して測ります。
足の形に合ったパンプスとは
サイズが合っていても、足の形に合っていないパンプスは痛みの原因になります。例えば、指が長い人が先の細いパンプスを履くと、指先が圧迫されやすくなりますし、幅広の足に細身のパンプスは窮屈に感じやすいです。
自分の足が、幅広なのか、甲が高いのか、指の形はどうかを知ることが重要です。足の形に合ったパンプスは、無理な力がかからず、自然に体重を支えてくれます。
試着の際は、立った状態だけでなく、歩いたときの感覚も確認しましょう。足にフィットしているパンプスは、長時間履いても疲れにくく、痛みが出にくいのが特徴です。
素材・中敷きのチェックポイント
パンプスを選ぶときは、素材や中敷きにも注目しましょう。柔らかい革素材は足になじみやすく、履くほどにフィット感が増します。一方、硬い素材は型崩れしにくい反面、履き始めは痛みを感じやすいことがあります。
また、中敷きにクッション性があるかどうかも重要です。クッションがあると、足裏への衝撃が和らぎ、疲れにくくなります。さらに、通気性のある中敷きは蒸れを防ぎ、足の不快感や臭い対策にもつながります。
素材や中敷きをしっかりチェックすることで、見た目だけでなく、快適さも兼ね備えたパンプスを選ぶことができます。
パンプスを快適に履くための工夫
自分の足に合ったパンプスでも、工夫次第でさらに快適に履くことができます。中敷きの活用や靴擦れ対策、履いた後のお手入れなど、すぐに実践できる方法を知っておくと安心です。毎日のちょっとした工夫が、足の負担を減らします。
中敷きやクッションの活用
パンプスを快適に履くためには、中敷きやクッションアイテムを上手に使うのがおすすめです。市販の中敷きには、足裏の衝撃を和らげるものや、前滑りを防ぐものなど、さまざまな種類があります。
特にヒールのあるパンプスは、体重が前にかかりやすいため、前足部用のクッションを入れるだけでも負担が軽くなります。また、中敷きを使うことでサイズ感の微調整も可能です。
少し大きいと感じるパンプスでも、中敷きを入れることでフィット感が改善され、歩きやすくなります。無理に我慢せず、こうしたアイテムを活用することが大切です。
靴擦れ・痛みの対処法
パンプスで起こりやすいトラブルが、かかとや指の靴擦れです。靴擦れを防ぐためには、履く前に保護テープや絆創膏を貼っておくと効果的です。
また、新品のパンプスは特に硬いため、最初から長時間履くのは避け、短時間ずつ履いて慣らしていくのがおすすめです。痛みを感じたまま履き続けると、足をかばう歩き方になり、別の場所に負担がかかることもあります。
違和感を感じたら無理をせず、その日の使用を控える判断も大切です。足を守る意識を持つことで、パンプスとの付き合い方が変わります。
履いた後のお手入れ習慣
パンプスを快適に履き続けるためには、履いた後のお手入れも欠かせません。一日履いたパンプスの中は、汗や湿気がこもりやすく、そのまま放置すると臭いやカビの原因になります。
帰宅後はすぐに靴を脱ぎ、風通しの良い場所でしっかり乾かしましょう。中敷きが取り外せる場合は、外して乾燥させるとより効果的です。
湿気を取ることで、パンプスの劣化を防ぐだけでなく、足の不快感や臭い対策にもつながります。こうした習慣を続けることで、パンプスを清潔で快適な状態に保つことができます。
パンプスで痛くなりにくい歩き方
ヒールのあるパンプスでは、スニーカーのように強くかかとから踏み込む必要はありません。歩くときは、ヒールが先に地面に触れ、その直後に足裏全体で体重を支えるイメージを持つことが大切です。感覚としては、かかとと足裏がほぼ同時に着地するような歩き方になります。
また、つま先だけに体重がかからないよう注意しましょう。歩幅はやや小さめにし、テンポよく歩くことで体のバランスが安定しやすくなります。背筋を伸ばし、目線を前に向けることもポイントです。
さらに、足に力を入れすぎないことも重要です。リラックスして歩くことで、足裏全体で自然に体を支えることができ、パンプスと足がなじみやすくなります。正しい歩き方を意識するだけで、同じパンプスでも履き心地は大きく変わります。
パンプスを長くきれいに履くために
お気に入りのパンプスを長く履くためには、日々のケアが欠かせません。保管方法や湿気対策を意識することで、劣化やトラブルを防ぐことができます。ここでは、パンプスを清潔に保ち、快適に使い続けるためのポイントを紹介します。
履いた後の正しい保管方法
パンプスを長くきれいに履くためには、履いた後の保管方法がとても重要です。脱いだ直後のパンプスの中は、汗による湿気が残っている状態です。そのまま下駄箱に入れてしまうと、臭いやカビの原因になります。
帰宅後はすぐに靴を脱ぎ、風通しの良い場所でしばらく乾かしましょう。可能であれば、靴の中に丸めた新聞紙や乾燥剤を入れると、湿気を効率よく吸収できます。しっかり乾かしてから収納するだけで、パンプスの状態は大きく変わります。
蒸れ・湿気対策の重要性
パンプスのトラブルの多くは、蒸れや湿気が原因です。湿気がたまると、足の臭いだけでなく、靴の中に雑菌が増え、素材の劣化も進みやすくなります。
特に革素材のパンプスは湿気に弱く、放置するとカビが発生することもあります。毎日同じパンプスを履き続けるのではなく、数足をローテーションして履くのがおすすめです。
靴を休ませる時間を作ることで、湿気が抜けやすくなり、清潔な状態を保ちやすくなります。蒸れ対策は、快適さと長持ちの両方につながります。
買い替えの判断タイミング
どんなに丁寧にお手入れをしていても、パンプスには寿命があります。中敷きがへたってきたり、かかとがすり減ってきたりすると、足への負担が大きくなります。
痛みを感じやすくなったり、履き心地が明らかに悪くなったと感じたら、買い替えを検討するサインです。
無理に履き続けると、足のトラブルだけでなく、歩き方が崩れて体全体に負担がかかることもあります。パンプスを長く履くためにも、「手放す判断」をすることは大切なケアの一つです。

まとめ
パンプスで足が痛くなる原因は、一つではありません。サイズや足の形に合っていないこと、素材の硬さ、間違った選び方や歩き方など、さまざまな要素が重なって起こります。
自分の足に合ったパンプスを選び、正しい歩き方や中敷きの活用、履いた後のお手入れを意識することで、痛みは大きく軽減できます。
また、湿気対策や保管方法を見直すことで、パンプスを清潔で快適な状態に保つこともできます。無理に我慢せず、足を大切にすることが、パンプスを長く楽しむ一番の近道です。
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