アフタヌーンティーで優雅なお茶会を楽しみたいですね。初めて参加する場合、「食べ方やマナーはどうすればいいの?」と少し緊張してしまうかもしれません。
でも基本を押さえておけば、肩肘張らずにゆったりと楽しむことができます。本記事では、三段スタンドの順番やスコーン、紅茶の楽しみ方、服装や写真のマナーまで、初心者でも安心できるポイントをわかりやすく解説します。
アフタヌーンティーの基本を知ろう
上流階級の雰囲気が漂うアフタヌーンティーはイギリスで始まった習慣で午後3時から4時くらいの間で行われるお茶会です。
家庭でのティーパーティーならカジュアルでも構いませんが、ホテルやカフェなどで本格的に楽しむ場合は、服装や席での振る舞い、食器の扱い方などの基本マナーを押さえておくと、より上質な体験になります。
アフタヌーンティーのマナーとは
アフタヌーンティーは19世紀のイギリスで始まった習慣で、昼と夕食の間に軽食と紅茶を楽しむ時間として広まりました。
元々は上流階級の社交の時間でしたが、現在ではホテルやカフェ、家庭でも楽しめる文化として広がっています。初めて参加する場合は、まず基本的なマナーを押さえておくと、より優雅な時間を過ごせます。
服装はカジュアルすぎないのがポイントです。特にホテルや格式のあるカフェでは、男性がジャケット着用の場合、女性もスマートカジュアルやワンピースなど落ち着いた装いがおすすめです。
紅茶のサーブや取り皿の扱い、スイーツの取り方なども基本を知っていると安心です。ナイフやフォークを使う順番、ティーカップの持ち方、周囲への配慮など、小さな心遣いが全体の印象を引き上げます。
家庭で気軽に楽しむ場合は、厳格に守る必要はありませんが、形を意識するだけでも特別感が増します。まずは雰囲気に慣れ、少しずつマナーを取り入れていくのがおすすめです。
紅茶とお菓子の時間を楽しむことを第一に、無理なく自分らしいアフタヌーンティーを体験しましょう。
三段スタンドの食べる順番
アフタヌーンティーの象徴ともいえる三段スタンドには、それぞれ意味があります。
下段はお腹を満たす軽食、例えばサンドイッチやキッシュ。中段は焼きたてのスコーン。そして最上段には彩り豊かなタルトやケーキといったデザートが並びます。
基本は下から順番にいただくことで、紅茶の風味と料理の相性を最後まで楽しめるように考えられているのです。
もちろん、絶対に守らないといけないわけではありませんが、いきなり甘いケーキに手を伸ばすと、後の料理が重く感じてしまうことも。
お茶会の雰囲気を優雅に味わうためにも、「 savory(軽食)→ scone → sweet(甘味)」という流れを意識すると、自然と洗練された所作に見えますよ。
アフタヌーンティーの食べ方のマナー(初心者必見)
現在の日本のアフタヌーンティーは厳格な決まりごとはなく、同席した友人たちと楽しく会話しながら過ごしていけばいいのですが最低限の気配りは必要です。
ホテルなど特別な場所であれば、その雰囲気を壊すような、大声で話したり食器をガチャガチャと音を立てないように気をつけましょう。特に一人だけ先に食べ終わらないように、周りの食べるスピードに合わせて食べることが大切です。
テーブルマナーの席には個々の領域のようなものがあります。相手の前に手を差し出すのはマナー違反となります。何かを取りたいときには勝手に手を出さずに「取っていただけますか」とお願いして相手に取ってもらいましょう。
紅茶の飲み方
アフタヌーンティーの主役ともいえる紅茶は、ティーセットの扱い方を意識するだけで、ぐっと上品な雰囲気になります。
まず、カップはソーサーごと持ち上げる必要はなく、基本的にはカップだけを持ち上げていただきます。
ミルクを入れる場合は「ティー・ファースト」と呼ばれる紅茶を先に注いでからミルクを加える方法が一般的。逆に「ミルク・ファースト」という流儀もありますが、現代のホテルやティーサロンでは後入れが多く採用されています。
スプーンで混ぜるときは、ぐるぐる回すのではなく「前後に静かに動かす」イメージで。音を立てないことが大切です。飲むときはカップの縁に口をつけ、すすらないように静かに一口ずつ。
飲み終えたらスプーンは必ずカップの中に残さず、ソーサーの上に置きましょう。こうした細やかな所作が、全体の印象を優雅に見せてくれます。
サンドイッチ・キッシュの食べ方
アフタヌーンティーの下段には、手軽に食べられるサンドイッチやキッシュが並びます。サンドイッチは小さくカットされていることが多く、フォークでつまんで一口ずついただくのがスマートです。
キッシュは温かいうちに提供されることもあるため、フォークとナイフを使いながら、崩れないように丁寧に切り分けましょう。口の中で味が混ざりすぎないよう、ひと口ごとにしっかり味わうことがポイントです。
サンドイッチのパンは柔らかく、具材とのバランスを楽しむためにも一気にかぶりつかず、少しずつ口に運ぶと、見た目も美しく、周囲への配慮にもなります。
また、フォークの使い方やナイフの角度にも注意して、食べやすく上品に。初心者でも、順序を守りつつゆったりと味わうことで、アフタヌーンティーの雰囲気を存分に楽しめます。
スコーンの食べ方
中段に並ぶスコーンはアフタヌーンティーで欠かせない存在ですが、意外と「どうやって食べるのが正しいの?」と迷う人が多いポイントです。
伝統的なイギリス式では、スコーンはナイフで切らず 手で半分に割る のがマナー。パンのように素朴なお菓子なので、力を入れすぎず、自然に割って小さなサイズにして食べます。
そのあとでジャムとクロテッドクリームを塗るのですが、塗るときだけナイフを使います。おすすめは「ジャムを先に、その上からクリーム」の順番。甘さとコクのバランスが絶妙になります。
一方で、日本のホテルや格式あるティールームでは、スコーンと一緒にナイフとフォークが用意されることもあります。その場合、手で割るよりもナイフで軽く割り、フォークを添えて食べるほうがスマートに見えることも。
どちらの方法でも失礼にはならないので、場の雰囲気や周囲のスタイルに合わせるのが安心です。大切なのは「一口サイズにして、紅茶と交互にゆっくり味わう」こと。これさえ意識すれば、初心者でも堂々と楽しめます。
タルト・ケーキの食べ方
三段スタンドの最上段には、色鮮やかで目にも楽しいタルトやケーキが並びます。ナイフとフォークを使い、ひと口ずつ切り分けて食べるのが基本です。
三角形のケーキは先端から、長方形のケーキは手前から順に切ると見た目が崩れません。シュークリームやミルフィーユのように崩れやすいお菓子は、フォークの先でそっと押さえながら口に運ぶと食べやすくなります。
味の濃いものや甘さが強いものは、一度口の中をリセットするために、デザートを食べる前に軽く紅茶を口に含むのもおすすめです。
スタンドの美しい見た目を保つため、デザートを取り分ける際は静かに丁寧に動かすことがマナーです。初めてでも順序やフォークの使い方に注意すれば、上品にティータイムを楽しめます。
食べ方以外の基本マナー
アフタヌーンティーをより楽しむには、食べ方以外のマナーも大切です。服装はお店の雰囲気に合わせてスマートカジュアルやワンピースがおすすめ。ジーンズやTシャツは避けたほうが安心です。
また、写真を撮るタイミングや会話の音量にも配慮すると、周囲の人も気持ちよく過ごせます。細かい気配りが、心地よいティータイムにつながります。
服装の選び方(ドレスコードに注意)
アフタヌーンティーは、ホテルやカフェなど場所によって雰囲気が大きく異なります。カジュアルすぎる服装では浮いてしまう場合もあるので、まずは「スマートカジュアル」を意識しましょう。
女性ならワンピースやブラウスとスカート、男性ならジャケットやきれいめのシャツが安心です。ジーンズやTシャツは、カジュアル可でも控えめに。
アクセサリーや靴も、過度に派手すぎず、上品にまとめると全体のバランスが整います。服装を気にするだけで、アフタヌーンティーの特別感をより楽しめます。
写真や会話のマナー
美しい三段スタンドや華やかな紅茶セットは写真に残したくなりますが、撮影のタイミングやマナーには注意が必要です。スタンドを崩す前に写真を撮るのはOKですが、フラッシュは避けて周囲に配慮しましょう。
また、会話も楽しい時間の一部ですが、声が大きくなりすぎると周囲の迷惑になります。静かに笑顔で話すことを意識すると、上品な雰囲気を壊さずにティータイムを楽しめます。写真も会話も、周囲に気を配ることで、心地よい時間をみんなで共有できます。
初めてでも安心!アフタヌーンティーをもっと楽しむコツ
アフタヌーンティーはちょっとした工夫で、もっと特別な体験になります。季節限定メニューを選んだり、紅茶の種類をスタッフに尋ねたりすると、新しい発見があります。
少し早めに到着して落ち着いた気持ちでスタートするのもポイントです。初めてでも緊張せず、ゆったりと紅茶とスイーツを楽しむことができます。
季節限定メニューの楽しみ方
アフタヌーンティーでは、春なら桜や苺、夏はフルーツや爽やかなハーブ、秋は栗やかぼちゃ、冬はチョコやスパイスなど、季節ごとの食材を活かしたメニューが楽しめます。
季節限定のスイーツやサンドイッチは彩りも美しく、写真映えも抜群です。初めての場合は、まずこうした期間限定メニューを選んでみると、特別感を味わいやすくなります。
また、季節感を意識して選ぶことで、味わいの変化や香りの違いにも気づきやすく、より五感でティータイムを楽しむことができます。限定メニューは人気が高いため、早めの予約や来店が安心です。
紅茶の種類を楽しむコツ
アフタヌーンティーでは紅茶の種類も豊富です。初めてなら、まずスタッフにおすすめを聞いてみるのがおすすめです。
紅茶は産地や茶葉の発酵度合いによって味や香りが大きく変わります。ストレートティーで香りを楽しんだり、ミルクを入れてコクを出したりと、自分の好みに合わせて選ぶのもポイントです。
また、少量ずつ異なる種類を試すことで、香りの違いや口当たりの変化に気づきやすく、食事やスイーツとの相性も楽しめます。ティーポットから注ぐ際は、茶葉がジャンピングする様子や湯気も見逃さず、五感で紅茶を満喫しましょう。
ゆったり過ごすための小さな工夫
初めてのアフタヌーンティーは、少し緊張するかもしれませんが、落ち着いた気持ちで過ごすことが大切です。到着は少し早めにして、席や雰囲気に慣れてからスタートすると安心です。
写真を撮るときはスタンドを崩す前に、会話は周囲に配慮して声の大きさを控えめに。飲食のペースも急がず、自分のタイミングで楽しむのがコツです。
友人や家族と一緒なら、会話を楽しみながら食べ進めることで、ティータイムがよりリラックスした時間になります。こうした小さな工夫で、初めてでも上品で心地よい体験ができます。
まとめ
アフタヌーンティーは、マナーを少し意識するだけでより特別な時間になります。三段スタンドの順番やスコーン・紅茶の楽しみ方を押さえ、服装や会話にも気を配れば、初めてでも自然にスマートに過ごせます。
気軽に楽しみながら、美味しい紅茶とスイーツの組み合わせを存分に味わって、午後のひとときを優雅に過ごしてみましょう。